2007年8月26日 (日)

東洋町を元気にするために 8月31日(金)

Hatayama1 

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストはbeauty colosseum BonberBoonを経営されている美容師の好浦銧一さんです。また好浦さんは文集「うさぎ」童話担当 宇佐木ぴょっ吉 とペンネームをもたれていて自然とたわむれながら作品を制作されています。

 また「テーマパーク四国(ネイチャーアトラクション88ヶ所)」四国をテーマパークにしよう!「明見川にホタルを飛ばそう会」明見川をきれいにして、ネイチャーアトラクションにしよう!という活動も活発にされています。
 今回のテーマは「東洋町を元気にするために」でお話をお聞きします。

 好浦さんは、何度か東洋町に足を運ばれています。とくに東洋町も[お気に入りの地域」の1つのようにいわれています。
 どのようなところが良いのでしょうか?

Yoshiuramm 好浦 僕は鮎釣大好き、川釣大好きなんです。よく野根川にも行きました。最近は仕事が忙しくて行けていませんが。
 先日も白浜へ行ったとき(5月4日の白浜マーケット)わざわざ北川村から、野根山街道を超えていきました。上流の徳島県側に鮎が一杯いるのです。
 あれは放流した鮎ではなく、太平洋から遡上してきた天然の鮎なんです。すごく感動しました。
 ダムがなくて昔のまんまの川。鮎の遡上がある野根川。本当に素晴らしいですよ。

西村 5月4日の東洋町白浜海岸で開かれた「白浜青空マーケット」にもいかれたようにお聞きしました。大勢の人達が来られていたのでしょうか?
 そこでも「感動」したことがあったと好浦さんは言われています。どのようなことだったのでしょうか?

好浦  僕は感動したのは。白浜だから感動したのではなく、白浜でしていたことに感動しました。浜に大きなユンボやパワーシャベルで砂浜に山をつくりました。ただ山をつくっているだけですよ。それを見て大人から子供まで砂山みたいに遊びゆう。

 砂だけど山にするだけで、多くの人たちに感動を与えたんだ。そのことに感動しましたね。やはり固定観念を持たずに砂は砂。それしだいで人には感動を与えるもんだと気付かされました。

西村 沢山保太郎東洋町長にも会われたようにも聞きました。「菜の花プロジェクト」や「夏至の浜でのイベント」についてお話されたようにも聞きましたが?

好浦  僕がお話をさせていただいたわけではありません。菜の花プロジェクトを日高村でされている方と一緒に行きました。

西村 好浦さんから見て、東洋町には「感動」がありますか?またどこをどうすれば東洋町は良くなると思いますか?

西村 それは休耕田に菜の花やひまわりの種を撒き、油や蜂蜜を採るという話でしたか?

Baiku3
好浦 そうです。昔は東洋町はそうしたことをしていたらしいです。

西村 それをもう一度復活させようというのですね。東洋町で感じた感動はたくさんありましたか?

好浦 僕は東洋町の感動はたくさんあります。わかりやすい感動は野根川ですね。白浜であり、生見の海岸もそうです。
 サーフィンは僕はしませんし。興味はなかったんです。東洋町の問題が大きくなった時に生見海岸へ行きまして、波打ち際まで行きまして波を見ていました。

 日本ではない。ハワイは行ったことないですが、ハワイってこんなんじゃないと思いましたね。そう思うぐらいに波がきれいです。びっくりしました。
 感動はたくさんあるんです。みんな当たり前と思っているから気がつかないのです。

Ikumihama

西村 好浦さんが東洋町を売り出そうとすればどういうところでしょうか?
また東洋町ではどんな遊びや楽しいことができると思われますか?
 東洋町には感動がありますか?

好浦 売り出そうとと言う言葉がぴんときません。人間が感動したときに動きます。どうすれば東洋町が人様に感動を与えることが出来るのか。
 それを考えたほうが良いと思います。ものを売るのではなく東洋町のことの感動を売ること。東洋町のことを地元の人達が良く知ることです。
 主観的に見ずに、外から見た目も必要です。まずそれを知るということも必要です。

 他の人たちから東洋町はどう見られているのか。自分達はあたりまえだと思っているいけれども都会の人たちはどう思われているのか。そういう外からの声をまず聞いて知ることです。
 それがスタートではないかと。いかにそれから演出をすれば、高知の人、四国の人、日本の人、世界の人に感動を与えることが出来るのか。

 それは東洋町だけではなく、商店街の人たちもすべての人達の「キーワード」ではないのかなと思います。

Harimaya3
西村 東洋町長選挙のとき沢山保太郎候補(現町長)の後援会長さんが「東洋町は深呼吸できるまち。先祖から受け継いできました。放射能が来たら深呼吸ができなくなります。これから子々孫々まで深呼吸のできる東洋町を引きつぎましょう。」と言われました。
 わたしは大変感動しました。好浦さんはどう思われますか?

好浦  僕もそのとうりだと思います。東洋町だけではないと思いますし、深呼吸だけではないと思います。

 環境問題はとても深刻で、前回もお話させていただきましたが、いくらお米を育てる技術があっても、田んぼがなかったらお米はできません。どんなに魚を採る技術があっても魚がいない川や海では魚を採ることが出来ません。

 魚がいなければしかたがありませんね。
 今現代文明が過去の文明(マヤ文明など)が亡んでいったときの分岐点にいるのではないかと認識しています。自分の子孫のこういう危機を残していくことはできません。

 深呼吸できる町を東洋町ではなく、深呼吸できる地球であってほしい。それをい実現する為に全力で生きようと思います。

Kannoura7

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2007年8月19日 (日)

テーマパーク四国について 8月24日(金)

Myoukenngawa1 

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストはbeauty colosseum BonberBoonを経営されている美容師の好浦銧一さんです。また好浦さんは文集「うさぎ」童話担当 宇佐木ぴょっ吉 とペンネームをもたれていて自然とたわむれながら作品を制作されています。

 また「テーマパーク四国(ネイチャーアトラクション88ヶ所)」四国をテーマパークにしよう!「明見川にホタルを飛ばそう会」明見川をきれいにして、ネイチャーアトラクションにしよう!という活動も活発にされています。
 今回のテーマは「テーマパーク四国について」でお話をお聞きします。

 好浦さんはアウトドア派のようですね。南国市の明見川の蛍を復活させようと呼びかえられていました。最近はどうなっていますか?

Yoshiuramm 好浦 僕は南国市御免の出身ですが明見川付近の出身ではありません。地元のものではなく、よそものですね。あまりでしゃばったことは出来ないと思いますね。
 地元の方がなんとかあの川に興味を持っていただいて、地元の人から沸き起こってくるようにもらいたいと気持をこめて水質調査は毎年、それによって集って来た人たちと明見川のよさを語り合うことを水質調査をした後に必ずしています。

西村 四国にはいろんな良いところがあると好浦さんは言われています。それはどういう場所なのでしょうか?おかまいない範囲でご紹介下さい。

好浦 感動のことについても言いました。身近にある当たり前ということでにたくさんの感動があるんですよ。四国のどこへいっても感動はあるんですよ。
 敢えて四国の四国しかないことと言えば、四国の形はリボンに似ています。
 立地条件からして2泊3日から1週間程度で旅行ができます。割合安価で回れますし。
 それとネイチャーアトラクション、自然を演出したアウトドアスポーツですが、マリンスポーツではディンギーやらシーカヤック。海から山までのアウトドアのネイチャーアトラクションがすべて四国では行えます。
 そんなところはない。四国は素晴らしいところです。

Baiku1

西村 好浦さんはバイクでのツーリングが趣味と聞きました。どういうところへ行かれるのでしょうか?バイクでのツーリングで見られる風景は車とは異なりますか?

好浦 バイクは気持がいいですね。もっとすきなのは自転車です。バイクですと自然の音が聞こえないです。環境のその場その場の音は自転車なら聞こえますね。
 バイクの一番いいのは高速道路から、まちの路地裏までどこでも行ける事ですね。時間があまりない僕にとっては便利な道具なので、バイクでいりいっています。

西村 あるべき自然、景観とはどういうところでしょう。モデルはありますか?日本でも外国でも。具体例がありますと想像ができやすいですし。

Yamanakakawa

好浦 それは僕はわからないです。テーマパーク四国がめざしているところは、いろんな人の話から、どうもスイスではないかと。スイスのことをもう少し勉強したいと思いました。

西村 好浦さんはブログのなかでこういわれています。

 どういうアトラクションかというと、従来の箱物ではなく、四国の自然を活かし、演出したものです。吉野川のラフティングを知ってますか?いい例ですので紹介します。これを体験するには、一日かかっちゃいますが、県内外特に、県外からのファンが多いそうです。インストラクターさんに、インタビューに行ってきました。

 その方からお聞きしてきた魅力です。

1、知らない人同士が乗り合わせて、1つのチームとしての一体感
2、波(流れ)を乗り越えた時の達成感。
3、夏の暑いときの爽快感
4、激しい流れと、ゆるい流れとの、メリハリ感、ゆるいとこでは、ボートから飛びこんで、みんなで遊ぶそうです。

 どうですか?ディズニーランドより楽しそうじゃないですか?

 このあたりをもう少し説明してください。

039_r

好浦 僕はまだ体験はしていないです。なんかいかチャレンジをしようとしていますが、天候の都合などでまだです。言いたいことはそのとうりであると思いますね。

西村 好浦さんはまたブログでこうも言われています。
「簡単に言うと、四国まるごとテーマパークということです。
あまりにも、非現実過ぎて、あまり相手にされませんが、本人はおおまじめです。」
 おおまじめに説明いただけますでしょうか?

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好浦 きっかけはゴミを皆が山奥に捨てているので、そのゴミを捨てないようにするのにはどうすればいいのか。それを考えていました。その結果思いついたのは、自然に感動することしか、ないのではないかと思いました。

 では自然に感動したことのない人に自然を感動させることが出来るのか。問う言うことで思いついたことと、環境問題うんぬんです。時代の変化もあります。美容室での仕事のなかでお客様から聞いたことなど。

 21世紀に向けて。環境と経済が両立すること。それが21世紀のテーマです。そのためにはなにが必要か。それは自然に感動して、自然を大切であると思うみんなの意識の変化を思ってつくりあげたのが「テーマパーク四国」です。
 それで具体的には、今何をしているのか。出来上がったらどういう形になっているのか。いつまでにつくるのか。そういうことを聞かれますと目的しか言えません。できあがるとどんなになるのかわかりません。

西村 テーマパーク四国は好浦さんの人生の最大課題、ライフワークなのでしょうか?

Kawara

好浦 はい。まさに思いついてから、自分の趣味である車や釣も一切手につかず、必死で取り組んでいます。何故それをしているのか?と言われましたら、感動のところでも言いました。

 感動を求めているのは。皆さん、「美味しい」「楽しい」「気持いい」を求めているでしょうし。感動の対象は時代によっても変わります。個人でも変わります。

 年齢によっても変わります、今社会が急激に変化していまして、その皆さんの感動と言うものが、今まではものを買って感動していたものが、その感動をものを買うだけでは感動し亡くなりました。変化をしています。

 21世紀の感動とはそれでは何か?と考えた時に僕は経済最優先ということと、これからおおきくなってくる環境問題ということの両立が、21世紀の感動であると思います。

 それを高知の四国のあるものを使って、世界中に経済と環境の両立する感動を与えることが出来れば、世界で最大の経済大国になると信じています。そのためにテーマパーク四国が必要であると思います。

 なんでそういうことが必要であるかと言いますとこういうことです。
 どんなに魚を採る技術を子供の伝えても、魚がいなくなりますと意味がありません。出来ることは、子供達に技術を伝えることは大事ですけれど、採るイ魚を残していくことは大事であると思います。

 その子供達の為に僕が寝食忘れて、編み出した発明であると思っています。実現するかしないかは別として。僕が死ぬ時に自分がせいいいっぱいやったんだ。自分を誉めながら納得しながら死んでいけたら最高だと思っています。

Shinbori1

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2007年8月12日 (日)

宇佐木ぴょっ吉の世界について 8月17日(金)

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストはbeauty colosseum BonberBoonを経営されている美容師の好浦銧一さんです。また好浦さんは文集「うさぎ」童話担当 宇佐木ぴょっ吉 とペンネームをもたれていて自然とたわむれながら作品を制作されています。

 また「テーマパーク四国(ネイチャーアトラクション88ヶ所)」四国をテーマパークにしよう!「明見川にホタルを飛ばそう会」明見川をきれいにして、ネイチャーアトラクションにしよう!という活動も活発にされています。
 今回のテーマは「宇佐木ぴょっ吉の世界について」でお話をお聞きします。

 好浦さんの童話「木のカバン」を読みました。馬路村のお人好しの家族が登場します。おばあさんが木のカバンを持っているが空腹で行き倒れに。主人公がご飯を食べさせ、やがて家でもめんどうをみることに。
 1年ぐらい居ついたおばあさんは突然いなくなり、木のカバンの中に木の種が入っていたそうです。それを撒き育てますと、1年経っておおきな木になった木のカバンが3つなりました。それを持って学校へ行きました。」

 このお話で好浦さんが言われたいことはなんでしょうか?

Yoshiuramm 好浦 言いたいことは全然ありません。何を言いたいのかということよりも,木のカバンをもとに自分がまるきり想像の世界です。自分がもし木のカバンを持ったおばあちゃんを見かけたらどんなにするだろうか。

 全てのお話をどうしてこしらえているのか。どうして僕が童話を作っているのか。それは四国をテーマパークにする為に必要なことは、ということで分析しました。
 ディズニーランドを分析しました。ディズニーランドとレオマワールドを比較してみました。レオマには何がないのか?それはお話がなかった。キャラクターの後にお話がなかったことです。
 アトラクションの後にストーリーがなかったのです。
というのがレオマワールドでした。

 ディズニーランドはそこがあり、新しいお話もまた次々とつくり、それを映画にし、メディアを使って新しい、夢物語をふくらましていっているわけです。それこそが、ディズニーランドが色褪せない。一度行った人がまた行きたい。裏切られない。また来たい。そのディズニーランドが実現していることを知ったから、四国でもストーリーがいると。

 そう思いまして、呼びかけてもなかなかないので自分でこしらえてみようというのでつくり始めました。

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西村 童話「ひっしかっぱ」は、子供のかっぱが大人になることを書かれています。大切なものはものではなく、心遣いであったというお話なのでしょうか?ここでは仁淀川河口が舞台です。
 仁淀川ではなにか気がついたことがありましたか?

好浦 これは仁淀川で気がついたことではありません。仁淀川お宝探険団という活動で知り合いました庄野さんという方が理事長さんです。お宝探険団さんたちも僕のテーマパーク四国と同様に、仁淀川で人に感動を与えたい。
 そういう活動をされているわけです。仁淀川に来てくれた人たちに感動を与えたい庄野さんたちの活動のお手伝いになるお話をつくりたかったのです。

 活動のお話などを聞きましたら、仁淀川でハートの石を集めている男の人がいる。ハートの石とかっぱをつないで話ができないやとうかというて話をこしらえました。

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西村 童話の舞台は高知の自然がでてきます。今までに何作ぐらい作成されましたか?また童話や物語はどうして作成しようと思われましたでしょうか?

好浦 完成している童話は18話です。つくりかけをいれますと100話あります。目標は88話です。どうしてつくろうかということは。ディズニーランドとレオマワールドとの大きな違いは、そこにストーリーがあるかないかです。

 ものでは人は飽きます。ストーリーがありませんと夢が広がるお話がないと次のリピートにはつながりません。

 高知の自然に来て1度は感動した。また来て頂くためにはわたしはお話が必要だと考えました。民話は各地にありますが、民話だとなかなか今ひとつかなと思いました。

 つくりたい!と思いましてつくりました。

Hana

西村 ペンネーム「宇佐木ぴょっ吉」の由来について説明してください。また主に活躍する舞台は高知の自然なのですか?
 都会の物語はないのでしょうか?

好浦 つくろうとしている目的は、テーマパーク四国を実現させるためです。自然をテーマにして、自然あるもの、自然をテーマにしたいと思っています。これからもです。
 宇佐木ぴょっ吉はうちの奥さんが名前をつけました。最初は僕のニックネームだったらしいですが、僕が気に入ってペンネームに使っています。

西村 童話でも「怖い話」や「残酷な]話もなかにはあります。好浦さんのストーリーは3作しか読んではいませんが、ほのぼのとしています。その理由はあるのでしょうか?

Baiku3

好浦 ほのぼのした作品をつくろうとした意図はあったわけではありません。そのへんをうちの家内に聞きましたら「なんでやろうね。」と。

 「あなたは人を決して支配しようとしていないから。」と言われました。支配しようという意識は全然ありません。
 それからいかに世の中のものをすべて受け入れることをテーマに、今生きています。お話の中にもとにかく夢を持ち、感動を持つことにより、人の人生が変わっていく。それを証明したいのです。そういうところがあります。

Tanbo

西村 宇佐木ぴょっ吉さん著作の童話集。どちらへ行くと見えるのでしょうか?

好浦 うちのお店(beauty colosseum BonberBoon)へ来て頂きましたら。一応一部100円で販売しています。
 プリントアウトした簡易的なものですが。お分けいたします。

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2007年8月 5日 (日)

感動のある人生とは? 8月10日(金)

Baiku3

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストはbeauty colosseum BonberBoonを経営されている美容師の好浦銧一さんです。また好浦さんは文集「うさぎ」童話担当 宇佐木ぴょっ吉 とペンネームをもたれていて自然とたわむれながら作品を制作されています。

 また「テーマパーク四国(ネイチャーアトラクション88ヶ所)」四国をテーマパークにしよう!「明見川にホタルを飛ばそう会」明見川をきれいにして、ネイチャーアトラクションにしよう!という活動も活発にされています。
 今回のテーマは「感動のある人生とは?」でお話をお聞きします。

  好浦さんは感動についてこういわれました。
 「美味しい」「気持ちよい」など感じることであるとのことでした。今ひとつよくわかりません。説明をお願いします。

Yoshiuramm 好浦 感動ということは、日常で使う感動と言うことばがありますけれども、僕なりに分析をしてみました。「美味しい」「楽しい」「美しい」「気持がいい」「可愛い」「ほっとする」大きく分類したら、「すごく」を付け加え「すごく美味しい」「すごく可愛い」「すごく楽しいとか」そこにみなさんが感動したという言葉を使うわけですよ。

 けれど僕が言いたい感動は、すごく美味しいでも、すごく楽しいでも小さな日常にあるそういうものも含めて感動と言っています。それを理解していただければ良いのです。

西村 好浦さんは日常のなかでの小さな感動が大事であると言われていました。
大きな感動、小さいな感動というものがあるのでしょうか?具体的にはどういうことなのでしょうか?

Kawa1

好浦  具体的に言うと桜の花を見ますと、「すごく感動した!」という人もいれば、それを1日置いておきますと、その感動は薄らいでいます。
 それでわかるように感動と言うものは、感動を対象とするものではなく、感動を感じる受け取る側の感性と思うんですよ。

 大きい小さいと言うのは。相手の大きい小さいではなく、受け取る自分の側が大きい、小さいを感じている。だからものではなくて、自分だということでうす。

 そんな感動を掘り起こしているところです。

西村 好浦さんは毎月第3水曜日にサエン場などで、「感動劇場」を運営されています。そこで参加者に何を訴えたいのでしょうか?
最近は好浦さんのお店の2階で「ほんで高知はえいがよキャラバン」を主催されておられます。今後も継続されるのでしょうか?

好浦 それをやっている理由は、小さな日常にある当たり前の感動。「美味しい」「きれい」「気持がいい」「ほっとする」。身近な日常にあるものを皆さん無意識にしています。自分も無意識にしています。
 けれども無意識を意識することで、みなさんに気がついてほしい。

 試みというか。試験的にためしています。その試みは続けていきます。

Ooishi_r (高知がええがよ発表会)

西村 私も好浦さんところでも「感動発表会」に参加したことがありました。お店のお客さんやら、お知り合いの人達が雨にもかかわらず来られていました。参加者のみなさんの感想や、意見はどのようなことだったのでしょうか?

好浦 今まで4回開催しました。主に1回目と2回目は「どうしてこの会をしているのか」とか、「その目的」を説明をしていました。
 それをしておいて後で参加者の皆さんに発表をしてもらうということを想定していました。でも説明ばかりになりまして、1回目、2回目来ていただいた人は、3回目以降来てくれていません。

 3回目からは参加されたみなさんが自分の感動したことの発表をお話されるようになり、それから楽しいからと4回目もまた来てくれる様になりました。
 4回目に初めて来られた人もすごく楽しいので、また今度次回も来てくれるとお聞きしました。

西村 好浦さんは「小さな感動は大事」と言われています。好浦さんところでの[感動発表会」でもいろんな人が感動についてお話をされていました。
 その場は盛り上がりますが、今になると何を皆が話されていたのかわかりません。そういう「刹那的」な感動でよいものでしょうか?

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好浦 刹那的という言葉の意味を知らないので。一時的なものという感じなおでしょうが。それで良いんでしょうか?と言われますが、それでいいのです。
 僕はみなさんが感動されていたことを、こまめに記録しています。日常で感動して、感じている。それをデータをこしらえていくことが、これからの世の中、地域おこしにしても全てにおいて。

 仕事においても、マーケティングにおいても大事ではないかなとも思います。

西村 好浦さんはブログのなかでこういわれています。
人間は何のために生きているんだろう?
そんな難しいことなんか、死ぬまで解らないと思っていました。

「でも、先日、お金って、いったい何に払っているんだろう?と、自分に問い詰めてみたら、「あっ、こんなに簡単なことだったんだ・・・」と、僕なりに納得してしまいました。

 どんなに時代が移り変わっても、普遍のことが解ってしまいました。

人は、命をつなぐためと、もうひとつ、感動するために生きていたんだ。って、納得してしまいました。自分を素直に認め見つめてみたら、案外簡単にわかってしまいました。」
 お金はなんのために支払っているのでしょうか?感動するために支払っているのでしょうか?

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好浦 外食することを思い浮かべてください。わかりやすいと思います。
 外食をするときに、どうして外食をするんですかと聞きますと、みなさんたくさん理由があります。

 まずかったら絶対にいかないんです。だから目的は「美味しいものを食べる」ことです。それが1番の目的です。そのためにわざわざ、お金を使っているだけでなく、体力も時間も、自分の人生もかけて「美味しいもの」を食べに行っています。

 美味しいものを食べる目的は?と言うと美味しいと感じた時のその状態をみなさん思い出して欲しい。心に花がぱっと咲いたような体験をされています。
 とても気持がいいから。美味しいものを食べに行っているのではないでしょうか。
 それと同じように「可愛い」も「楽しい」もそうです。お笑いをみて笑うこともそうです。ほっとするということもすべてそうです。
 それも衣食住すべて確保された上でのことであると思います。

Yamanakakawa

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2007年7月29日 (日)

お客さんから見えて来るもの 8月3日(金)

Hatayama1

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストはbeauty colosseum BonberBoonを経営されている美容師の好浦銧一さんです。また好浦さんは文集「うさぎ」童話担当 宇佐木ぴょっ吉 とペンネームをもたれていて自然とたわむれながら作品を制作されています。

 また「テーマパーク四国(ネイチャーアトラクション88ヶ所)」四国をテーマパークにしよう!「明見川にホタルを飛ばそう会」明見川をきれいにして、ネイチャーアトラクションにしよう!という活動も活発にされています。
 今回のテーマは「お客さんから見えてくるもの」でお話をお聞きします。

 美容師というお仕事は私には特別な仕事のように思います。お客さんは自分を美容師さんにさらけ出され、リラックスしています。好浦さんが美容師を天職と思われたのは、どういうところからなんでしょうか?

Yoshiuramm_1  好浦 天職という質問にはピンとこないんですが・・。美容師になるきっかけは、母親が美容室を経営しておりました。僕が高校生の時に、「わたしがどんな仕事をしているのか見てほしい。」と母親に言われました。
 母が当時勉強しているベルジェバンスというお薬をつくった山崎伊久江さんという人の高知でのシンポジウムがありました。高校生の時に山崎伊久江さんのベルジェバンスを通して「美容師にどうしてなったのか。」

 当時カネミ油脂事件がありました。その事件で自殺を考えていた人が、ベルジェバンスによって自殺を思いとどまったということも聞きました。

 美容師でありながら、人の命を救える仕事。母親の仕事に対する誇り。それを感じまして母の仕事のお手伝いをしようと思いました。そして美容師になりました。
 
西村 さきほど高校時代に進路を決められたことをお聞きしました。好浦さんは、高知での進学校の土佐高校出身で、同級生は殆ど大学へ行かれると思われます。ユニークな存在ではなかったのでしょうか。

好浦 進学に対して興味はなかったですね。僕が高3ぐらいの時に偏差値とか、共通一次試験がどうのと言われていたことでした。始まった頃でしょう。
 共通1次って何?てな感じで興味がありませんでした。

Omise2_r (好浦さんの美容室)
西村 お客さんの「個人情報」もお仕事柄知ってしまうことがあるのではないでしょうか?そのあたりの取扱いで好浦さんが注意されているところはどういうところでしょうか?

好浦 個人情報は実名は絶対に出さないことですね。隣にお客様がお出でになるときは、交えて話をすることもあります。他のお客様の話も営業中に会話で出てきます。
 実名を出さないように気をつけています。

西村 それはお客様同士のトラブルになるからでしょうか?

好浦 昔はそれほど気にしませんでした。今は気にするようになりました。個人情報のことも言われるようになりましたし。前もトラブルになったことはありません。

西村 「女は灰になるまで女」と言われいます。女性が美容室へ来られるのは、身なりを整えるために来られると思います。わたしなど男性はそのあたり無頓着です。
 職業柄好浦さんから、男性諸兄にアドバイスされるとすればどういうところでしょういか?

好浦 男が理髪店に求めることと、女性が美容室に求めることは違っています。男の場合は理髪店で「みなりを整える」のが目的であって女性の場合は「みなりを整える」+「自分を演出してより前向きに」なるために来られます。

 僕流に言わせていただければ「感動」ですよ。感動が美容室にあるわけですよ。食べ物を食べに行くのに、ただおなかをはらしに行くのが男の場合。女性はおなかをはらして、「美味しい」という感動を得たいということが伝わってきます。

 最近は男性も身なりを整えるだけではなくて、より自分を演出してかっこよく見せようという男性も増えて来ています。それでいいのではないでしょうか。

Ohanashi_r (月に一度好浦さんのお店の2階では「感動体験発表会」が開かれています。

西村 美容室とは関係ない質問で申し訳ないですが、6月に東京の渋谷で女性専用の温泉施設といわれている「スパ」で爆発事故がありました。
 あれなどは今までなかった形態の店ではないのでしょうか?単にお風呂にはいるだけではなくて、好浦さん流に言えば「感動」を得るために女性は行かれているのでしょうか?

好浦 行ったことはないので想像で言うしかないですが、温泉ははいるだけではなく、そこへ付加価値を求めているころだと思います。温泉にはいる感動は「気持がいい」ということです。
 その感動に+健康の為。美しいという形。ほっとするという形。そういう付加価値をつけて集客をしようとされているところではないかと思いますね。

西村 美容室にはいろんな職業や年齢の女性たちが集ります。社会の情報が多く集るのではないでしょうか?

Yoshiura_r (感動体験をスピーチされる好浦さん)

好浦 すごく集ります。社会の情報と言うよりも、僕達の仕事は、すごくお客様と接しています。ベルジェバンスはすごく時間がかかります。パーマをかけ髪を染めますと4時間程度かかることもあります。
 かなりお客様との密着度があります。お客様との会話がないともたないというか。会話をするということは、お客様の価値観をこちらが受け入れないと底には共有する時間をもてないのですよ。
 だからすごくお客様を受け入れると言うことで、お客様の人生観、価値観を受け入れないとそこには共有する時間をもてないのですよ。

 お客様を受け入れると言うことで。お客様の人生観であり、周囲とか生活とか、お料理の話であったり、花の手入れであったり、趣味とか生活、流行の話であったり。そういうものを一緒につくりだすという情報の場ですね。

西村 好浦さんがお店のお客さんを通じて感じたこと。思われたこと。世の中の変化について感じられたことはなんですか?
現在社会はどんな社会であると思われますか?

Syuroku1_r_1

好浦 いっぱいあります。常に感じています。毎日変化しています。お客様からだけの情報だけではなくて、僕の場合はいろんな活動をしていますので、いろんな人に会います。

 いろんな人に会ったとき得られる情報や、テレビやラジオからの情報なども、たくさんの情報を常に仕入れています。それだけに世の中のことが見えてきやすい職業ではないのかと思います。

僕が感じたことを話します。文明とものが、たくさんありました。マヤ文明であり、いろんな文明が繁栄しては、亡びてきた過去があります。
 僕が今感じているのは、各地域で起きてきた文明が亡びて来た事と同じことが、地球規模で起こりかけてきています。

 すごい変化している時代です。過去を見ますと明治維新がすごく面白い。たぶん今から何百年かあとで、歴史の授業があったときに今の時代が明治維新より変化の大きい面白い時代ではないかと思います。

 そんな時代に生まれてきてわくわくしています。

Shinbori1 (新堀川で優雅にゴムボートにて漂う好浦さん)

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