みなでマニフェストを出そう! 10月26日(金)
西村 しばらくけんちゃんのどこでもブログはゲスト出演が続きました。6月は東洋町長の沢山保太郎さん。7月は高知暮らしの楽校の松田高政さん。8月はテーマパーク四国を提唱されている好浦こう一さん。9月は地方公共交通と自転車を都市づくりに最大活用を提唱されている野本靖さんでした。
今月は久しぶりに、高知シティFMの戸田健史さんとの対談です。今月のテーマは今回のテーマは「みなでマニフェストを出そう!」です。
全ての核廃棄物を高知県に持ち込ませない「核廃棄物拒否条例」はこしらえるべきです。高知県議会と市町村議会で採択すべきです。6月ゲストの東洋町長の沢山保太郎さんは既に実行しています。
戸田 核廃棄物拒否条例は高知県内では採択したのは東洋町議会だけなのでしょうか?
西村 東洋町が核廃棄物の文献調査に踏み切ろうとしたおりに周辺市町村議会は反対しました。それより進んで核廃棄物拒否条例を採択するところまでは行ってはいません。
そこまで制定したのは東洋町議会だけです。
戸田 実際に東洋町の選挙でははっきりと「民意」が示されたわけですね。今後絶対に核廃棄物を高知県内に持ちこまさせてはいけないいと言う人たちはたくさんいました。県や市町村でも核廃棄物拒否条例は必要になるでしょう。
(4月22日に東洋町の「民意」は全国発信されました。
一方で「持ち込むべきだ」という意見の人もおられるでしょう。そういう人たちはそういうマニフェストを出されたら良いと思います。
西村 そういう討論は必要です。高知の未来は一次産業をベースにし、自然を活用し観光産業でとか言う人は多いようですね。そういう人たちこそ核廃棄物の問題が高知へ持ち込まれれば「風評被害」で1発でおしまいになる事実をしらないといけないと思いますね。
廃棄物から放射能が漏れました。想定外でした。高知の農業も観光も一切おしまいですね。
戸田 持ち込んで良いという人たちは、そういう「風評被害」に対して納得できる回答をしたいただきたいと思いますね。
(ドイツの原発でも深刻な事故がありました。) 西村 南海地震条例を実践的にする。倒壊予想家屋に対し耐震補強費用の助成や、低利での貸し出しを行う。民間や行政がで出資をして「南海地震ファンド」をこしらえ資金を集め、住宅改造の為の事業を推進すべき。本腰を入れるべきできですね。
戸田 今月のこの番組でも言いました。県民皆南海地震の心配はしています。しかし具体的耐震対策はなにもしていません。そういう財力は今の市民にはありません。
大地震が来れば家は倒壊することは目に見えていますが、お金がないから手をこまねいていることは事実ですし。打開しないといけませんね。
西村 「全県観光宣言」を行う。県民1人1人が「観光大使」になることが必要。県民のマニェストにいれるべきでしょう。
戸田 観光の振興は大事です。宮崎県を見習うべきでしょう。あれくらいに高知もなりたいものですね。
西村 情報化の問題もあります。県民全所帯ブロードバンド対応。情報通信のバリヤフリーは行わないといけない。高知県庁の情報化施策は成功したとは言えないでしょう。「格差」が酷すぎます。ブロードバンドは高知市周辺に今でも限られています。
山間部では条件は悪すぎます。ダイヤルアップやISKNでは全国に情報は発信しづらいと思います。
戸田 今や大きなメデイァです。民間と行政が力を合わせてブロードバンドを設置する必要があると思います。高知県の山間部はインターネット事情に限りま線。テレビも映らない。ラジオも聞こえない地域がありますし。
情報化の根本問題ですね。
西村 9月のゲストでありました野本靖さんは「奈半利から後免町駅から土佐電鉄へ入り、宿毛までの直通運転」という構想は地方都市を元気にする方策ではないかと思いました。
車に依存しておれば、イオンのような郊外型商業施設に地方都市中心街は絶対に勝てません。中心街から車を締め出したトランジット・モールなどが実施され、元気の出てきた地方都市があります。公共交通機関や路面電車しか中心街へ入れないことにすることで特色のある都市づくりができるのです。車を締め出して街歩きができる。これで成功した事例が多くあります。
戸田 それはわかりますが、地方公共交通機関は深刻な赤字を抱えていまして、単独でそれを行う力はありませんね。確かに理想であると思いますが、民間ベースでは無理であると思います。高知だけの問題ではないでしょう。公共との連携が必要でしょう。
西村 個人レベルでも車を維持し、乗ることは大変な費用負担です。ガソリン代もどんどんあがるばかりですし。地方公共交通で移動交通が代弁できればこれほど良いことはありませんし。コストは安い。
幸い高知県は海岸線沿いに都市や集落が集中しています。それは鉄道で結ばれています。そこを直通運転で結べばあながち不可能な話ではないでしょう。
道路をつくるよりは安いでしょう。エコの発想からすれば自動車交通一辺倒の発想からすれば遥かに環境に配慮した政策です。公共と民間が力をあわせれば不可能ではない。
野本さんの番組でもアメリカのポートランド市は実際に実現していますし。
戸田 奈半利、御免といった規模の問題ではなく、集落へ行っているバスが廃線になり困っている話も耳にします。そういうところにも目を向ける必要がありますね。
西村 7月ゲストの松田高政さんや、8月ゲストの好浦こう一さんのように高知の自然、文化、食べ物を大事にするしくみづくりは大事でしょう。そのことこそが高知の特性になりマニフェストになるのではと思います。
松田さんは高知暮らしの楽校をオープンさせましたし。
戸田 そういですね9月には正式オープンしましたし。
西村 そういうことこそが高知の特性であり、マニフェストにすべきでしょう。
戸田 宮崎県があれだけやって入るいのですから、高知県だってできないはずはありません。
西村 ないものねだりではなく、あるもので勝負したらいいでしょう。それを県民マニフェストにすれば良いのです。
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