2007年11月25日 (日)

憲法は何故守る必要があるのか

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストは、四万十市から来て頂きましたブロガーの土佐高知さんです。「土佐高知の雑記帳」というブログを3年ほど前から作成されておられます。私はそのブログを毎日拝見しています。今回のテーマは「憲法は何故守る必要があるのか」です。土佐高知さんと対談します。

 土佐高知さんは様々な社会運動を体験されていると思います、そのなかで「憲法を守らなくてはいけない」と思うようになられた出来事にはどういうことがあったのでしょうか?

O1_r 土佐 憲法を守るというか今の憲法が出来た歴史的な流れを言いますと、自由民権運動を含めまして、高知県を含めましてつくられた流れのなかで、戦後憲法研究会を通じて今の憲法につながっています。

 そういう面で言いますと、他所から「押し付けられた」憲法ではなくて、日本人が自分達の運動のなかで作り上げてきたものがあるし、あの戦争によって悲惨なめに遭った反省からつくられたのが今の憲法であると思います。

 そういう意味で今の憲法を守ることは私たちの義務であり責任でもあります。

Kenpou1koufusiki1_3 (60年前の憲法公布式典。皇族も来られお祝いしています。)

西村  最近の「新自由主義」の横行による格差社会では、生活の破壊が実際に起こっています。日本国憲法第25条の精神、「最低で文化的生活の保持」を国に保障させないといけないと思いますが、そのあたりの考え方はいかがでしょうか?

土佐 まず新自由主義というのは、なんでもかんでも「コスト」で考えていきますね。けれども私はそれは違う。それではうまくいかないと思います。それでははかれないものがいくつかあると思います。
 例えば高知県の主要産業である第一次産業に関係しています。たとえば食料の問題。林業の問題。漁業の問題であるとか。
 まず食料の問題から言えばまずコストが高い低いではなく「国の安全保障上の問題」で国民をきっちり守れるかどうかの問題ではないのでしょうか。

 ところが新自由主義的な考え方でいけば、コストが高いということになりまして、今でさえ日本の食糧自給率は40%程度なのに、それを更に下げようとしています。とんでもないことです。新自由主義そのものには私は反対です。そのところはあらためないといけないと思います。

 そしてやはり社会というものは、お金を儲けている人は多く負担し、お金を儲けていないところに(供与する)流れをつくっていく。強いものは弱いものを助ける。それが社会であると思います。

 それを根本から崩していったのが新自由主義の考え方であると思います。これは憲法とは相容れない考え方であると思います。小泉さん以降つくられたこういう流れを断ち切りたいと思っています。

Wp1m
西村  安倍晋三前首相は国民投票法案を国会で強行採決しました。理屈上は3年以内に国民投票で憲法改正は可能になりました。国民投票に持ち込まれた時、憲法を守ることは出来ると思われますか?

土佐 ケースはいろいろあると思いますね。憲法を変えようと言う流れの中で、いろんな思惑があると思います。一つの改正法案を出してくるかどうかということもあります。
 憲法を変えるという一点で言えば「ここが不備であるからここを変えようとか」いう流れもあると思います。

 どういう条文で変えてくるという戦いになれば、十分に阻止できると思います。憲法9条の問題。先ほどの憲法25条の問題。日本国憲法は世界でも優れた法制でありますから、ここはきっちり守るという運動ということが、日本民族の過去の歴史、戦いのなかでつくられたものが(憲法には)強くあると思います。わたしは戦い方で十分阻止が出来ると思います。

西村 日本国憲法をよく知らない、関心のない市民が多いと思います。その反面安倍内閣時代には得体の知れない「有識者会議」なるものが「集団的自衛権の行使に躊躇するな」「アメリカへ向かうとわかる弾道ミサイル撃ち落すことは可能だ」とかの意見を言っておりました。大変危険な発言であると思いますが、そう思われますか?

土佐 これは大変危険なお話です。そもそも憲法9条のもとで、「日本は戦力はもたない」と言っているのに、戦力を持っていますから、自衛隊という戦力を持っているからこういう形になるのだと思います。

 仮に自衛隊が現状の中で必要とされていることで肯定するにしても。集団的自衛権の行使は、
つまりアメリカへ行くミサイルを日本が撃ち落せば、自動的にミサイルを撃った国との交戦状態になります。ひじょうに危険で憲法そのものを否定する考え方であると思います。

 こういうことに道を開いていけば、次から次へと憲法9条がなし崩しになっていきます。そういう流れが生まれると思います。ここはなんとしても阻止しなければならないし、やめさせなければならないと思います。

 わたしは先の戦争の歴史や経過を振り返ってみました。最初はなんでもないことと思われていた満州事変。それ以前のいろんな出来事が次々とドミノのようになって、最後は太平洋戦争になり敗戦となりました。

 そういう危険な流れがある時は、早期にその芽を摘み取っておくことが日本国民の義務であると思います。

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西村  いつも思うのですが、改憲勢力は一致団結しているようですが、護憲勢力はいつも分裂しているように思われます。なぜ統一して護憲で動けないのでしょうか?

土佐  ここもけんちゃんとは認識が異なります。改憲勢力が一致団結しているとは僕は思いません。中でも9条の問題をどう変えるのかで温度差があるようです。天皇の問題についても同じです。

 ただ大きく言って「憲法は古臭くなった」という一般的な宣伝のなかで、国民世論が「それほど古くて時代に合わない様なら変えたらどうか。」という世論もつくられているようです。
 護憲勢力の側は少なくても「憲法9条を守る」という点では一致しているように思います。

 ただやり方の問題で、いくつかの政党、党派がイニシアチブをとるとらんで分裂になるのですから。私は政治家は政治家のやりかた。市民運動は市民運動のやりかたで。行こうと。
 それをなにかひとつにまとめようとしますと、なかなか意見の一致が見られない。

 ですのでわたしはすこし古いかもしれませんが「別個に進んで、同時に撃て」ということが大事ではないのかなと思います。

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西村  タレントの太田光と宗教学者中沢新一との共著「日本国憲法を世界遺産に」と本を読んだことがありますか?そのなかで憲法9条は矛盾だらけだけれども、守るだけの価値はある。著者達は言っています。そのあたりはどう思われますか?

土佐 わたしは残念ながらその本は読んでいません。9条は本当に大事であると思います。
さきほど戦前のことを研究していると言いましたが、旧姓の高知高校(現高知大学)で、戦犯でチャンギー(シンガポール)で処刑された木村功さんという人がいます。彼が遺書を残しています。「きけわだつみの唱」のなかに掲載されています。

 かれが戦前の日本の体制のことを本当に深く反省をして、「日本は戦前はなんでも力で解決しようとした。歴史が長いだけでは駄目なんだ。軍人が闊歩するそういう社会をこしらえた日本国民にも責任がある。」遺書のなかに書かれていました。

 わたしはこの本を読んで大変感動しました。戦犯で処刑される身でありながら、将来の日本について、思いを出し、自分がその一員であった戦前の日本の体制に深い反省をしていました。
 そういうものを書いて若者がいたことに強い共感を感じました。こういう人達が今の憲法9条の流れをつくったと思います。特攻隊の人たちもそうです。彼らは黙して語りませんけれども、彼らは特攻に行きたくて行ったのではない。

 そういうことを考えた時に、憲法9条は日本民族全体がつくった宝であると思います。それをどうしても守らないといけないと思います。それが戦争で亡くなった日本民族300万人。アジアの2000万人を超える人達の想いをわたしたちは引き継いでいかないといけないと思います。強く感じます。

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西村  今年が日本国憲法公布60年になります。映画「日本の青空」は鑑賞されましたでしょうか?映画を見ると日本国憲法の大半は鈴木安蔵を中心する憲法問題研究会であり、そのエキスに土佐の自由民権運動や植木枝盛の憲法案などがあることがわかりました。
 決して占領軍の押し付けではないと思います。押し付け憲法が制定60年も継続できる筈はないとは思います。

土佐 残念ながら時間がなくてこの映画見ることができませんでした。NHKスペシャルで@焼け跡からの生まれた憲法草案」という番組は見ました。ほぼ映画とテーマは同じであると思います。

 さきほどの話と継続いたしますが、憲法が戦後60年も続いてきたのは、その長い自由民権運動からの歴史があります。そしてあの悲惨な戦争を起こした反省からつくられた憲法です。そういう点から言えば息の長い日本国憲法になっていると思います。

 これはまさに我々は(日本国憲法の精神が)世界に実施されていないことが問題であって、「古臭くなった」ということではありません。
 この憲法を実現していく政府を国民としてつくらなくてはなりません。世界にも素晴らしい日本国憲法を伝えていきたい。そう強く想っています。

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2007年11月18日 (日)

若者は政治に関心がないのか

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストは、四万十市から来て頂きましたブロガーの土佐高知さんです。「土佐高知の雑記帳」というブログを3年ほど前から作成されておられます。私はそのブログを毎日拝見しています。今回のテーマは「若者は政治に関心がないのか」ということでお話を伺います。

「土佐高知の雑記帳」は社会ネタや政治ネタが多いと思います。それでも「読者」には結構若い人が多いのではないでしょうか?読者の年齢層などはいかがでしょうか?

O1_r 土佐 年齢層につきましては想定しかねます。知り合いの中で「見てるよ」と声をかえられた若い人もいました。特に若い世代を意識して書いているということはありません。自分自身が「若い」と思っているからでしょう。

 若者の一員であるという自覚で動いているので特に、若者を意識はしません。出来るだけいろんな角度から、政治的な問題でも切り込んで行きたいし、それから自分が今まで経験したことで感じたことなどもブログに書いているつもりです。

 私の場合は70年安保から政治に関心がありましたので、その時代からの流れをブログの中でも書いていると思います。

西村 国政選挙、地方選挙などのたびに、20歳代、30歳代の若者の投票率の低さがいつも問題になります。その理由はどういうところにあると土佐高知さんは考えられるのでしょうか?

土佐 実はわたしも2人の有権者の子供がいます。2人はたぶん選挙に行ってねえんじゃないかと思います。このあいだお姉ちゃんと議論をしました。税金の問題とかに関心を持っています。弟のほうは全くそういう関心がないようです。

 なぜ彼らが選挙へ行かないのかと話をしました。「行ったところで変わらないだろう。」と言いました。それでいろいろ話をしました。まあわかったかどうかよくわかりません。
 だけどうちの子供たちはそうですけれども、全体的に関心がないかといえばそうでもないのではないかとも思います。

 特に高知新聞の「声・ひろば」欄(読者投稿欄)を見ると黒潮町大方の高校生が、時事問題で投稿していました。若い人の中で社会問題・政治問題に関心を持っている人の割合は、僕たちが若い頃とほぼ同じ割合ではないかとも思います。

 ということを潜在的に感じています。

Irakuheiwa1 (高知市でイラク戦争に反対する活動をされている若者達)

西村 若者達の「政治離れを」を食い止める方法手段はあるのでしょうか?政治に若者達が具体的に関与すれが必ず歴史は変わるとは思います。幡多のほうの若者達の意識や投票行動、政治参加はどうなのでしょうか?

土佐 これは我々大人世代の責任が大きいと思いますね。もちろん若い世代自らが政治自らに関心を持っていて欲しいと思います。けれども大人のほうがもうすこし「政治と自分達の暮らし」のはどうなのかをきちんと教えるということが必要です。
 でもなかなか僕らでもそのへんが十分に出来ていません。ではどうするか。我々大人がこういうブログなどを通じて「政治と暮らしのかかわり」はどうなのか、会話の中でそういう話をする。若い世代に伝える努力をすることが大人世代側からは必要であると思います。
 
 若い人たちは政治との関わりを自分達で考えていってほしい。実際に税金の問題にしろ、保険の問題にしろ、皆に関わることなので、考えて欲しいなと思います。

Kizitumae02_r (異常に低い高知県知事選挙への関心。期日前投票に行きましたが私以外だれも来ませんでした。)

西村 今なにかと携帯電話のサイトが話題になっています。携帯電話での政治活動や市民運動などは活発にされているいのでしょうか?そのあたりはいかがでしょうか?

土佐 これは使い方の問題でしょう。最近の高知新聞でもイーデス・ハンソンさんが書かれていました。新しい道具は使い方の問題であると。新しい道具に「使われたら」だめだと思います。
 そういう面ではわたしもパソコンでのネットの世界だけでなく、携帯電話でも活用しようと思っています。携帯サイトはこれから取り組みます。

 携帯電話のメールでイベントのお知らせは今でもしています。これからもどんどん有効に使う予定です。

西村 最近はワーキング・プアだとかニートだとかは、その対象は若者が多いように聞いています。自分たちの世代の要求をなぜ政治活動でしようとしないのでしょうか?社会的訓練がたりないからなのでしょうか?

Wp1m 土佐 私たちが若者の時代はベトナム戦争がありました。今はイラク戦争ですね。私たち蛾ベトナム戦争に関心を持ったのは沖縄からベトナムへ兵士や弾薬が運ばれていたからです。東京の王子には野戦病院がつくられていました。
 緊迫した時代でした。学生は学問が本分と言われつつも、こうした実態になにもしないというのは結局手を貸していることではないのか。かなりあの頃の若者達は緊迫感をもって立ち上がりました。

 それからもう1つ。わたしたち(70年安保世代)より昔の世代は60年安保世代です。その時代も戦争が終わってすぐの時期(戦後15年目)だったので、戦争の気配をするものには激しい反対運動が起こったことも記憶しています。

 今イラク戦争があり、ニートであるとかワーキング・プアだとか働くことが、軽視され、人間として軽視されている時代です。わたしは今の若い世代と変わっていないと思っています。

 特に今の若い世代がまだ運動に立ち上がっていないと言うのは、問題としあると思います。私たちが運動をしていたころは群れていたのかな。群れが近くにあったからであると思います。
 今の若い世代はそういうことではなく、群れではなく1人1人が自立していこうという流れであると思います。

 だからこういう人達が社会の矛盾や問題点に目覚めることがあれば、わたしたちの時代以上に社会運動は盛り上がると思いますね。そういうものをイラク戦争に反対する運動が4年前にありました。エイズの問題もありました。そういう潜在力は今の若い人たちは持っています。

 そういう若い人たちに私たちが、経験をどう伝えていくか。戦い方を学んでいく場合に、私たちがヒントを与えるとか。そういう力になりますと思います。

西村 そうですね。川田龍平さんが若い人達の支援もあって参議院になりましたし。
 フランスの若者達は街頭へ繰出し、政府と対決し、就労に関する法案を撤回させました。こうした活動は最近の日本では不可能でしょうか?

土佐 今の若い人達と先日話をしました。パーツ、パーツで大変です。結婚をしようにも、毎月の収入が10万円以下の収入しかない。そういう話も聞かされました。日本の労働条件は悪化させられています。

 けれども欧州では労働者の権利を守るという制度があります。やはり歴史的な違いがあります。しかし日本でも戦後労働基準法の問題などが、遅れているといわれています。でも権利は保障されているわけです。

 そういう流れをつくることは可能ですし、今の若い人達が権利を自覚して立ち上がれば世の中変えることができます。いろんな例があります。そこを理解していただきたい。

 欧州の人たちは言います。「権利は戦い取るものである」と。日本も同じです。そういう立場に若者達は是非自覚し立って欲しいと思います。

西村 幡多の地元の中学生、高校生は政治には関心があるのでしょうか?

土佐 どうなんでしょうか。地元新聞に社会問題で投稿される高校生もいますし。
 また幡多では「幡多高校生ゼミナール」と言いまして、高校生たちが、日本の植民地支配の朝鮮との関係の問題の研究であるとか、連行され強制労働で亡くなった朝鮮の人達の遺骨の発掘もしています。

 関心はたかまっているのではないでしょうか。

Irakuheiwam

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2007年11月11日 (日)

幡多から見た世界について

西村  今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストは、四万十市から来て頂きましたブロガーの土佐高知さんです。「土佐高知の雑記帳」というブログを3年ほど前から作成されておられます。

高知シティFMでの収録の為に遠く四万十市から来て頂きました。四万十市は幡多地域と呼ばれ、独特の風土や趣があります。幡多弁も京言葉のようにやさしく聞こえますし。

 幡多地域からはスケールの大きな人物も輩出しています。ジョン・万次郎もそうですし、幸徳秋水もそうです。他にはどういう人がいたのでしょうか?共産党の上田耕一郎氏や弟の不破哲三氏もゆかりがあるのでしょうか?

O1_r 土佐 はい結構幡多から有名人が出ています。政治的な人ではさきほど紹介がありました幸徳秋水もそうですし、自由民権運動の中でも吉田茂首相のお父さんであるとか。宿毛市の出身ですし。上田耕一郎さん、不波哲三さんのお父さんの上田庄三郎さんも土佐清水の出身です。
 この方は大変ユニークな教育者でした。僕も好きな教育者の1人です、大変破天荒でしたし。

 知らないところではアーチストでジャガタラをしていた江藤正巳さん、江戸明美さん。亡くなりましたが、高校の1級後輩でしたが。いろんな人が幡多が出ています。政治的、文化的、芸術的な分野でも出ていますね。いろんな分野の人がでているところが幡多の良さですね。

西村 ジョンマン万次郎は、各地に「ジョンマンの会」などが結成され、土佐清水市との姉妹都市(例えば沖縄県豊見城市)などの提携もありました。一方思想界の巨人である幸徳秋水は未だに正当な評価はされていないようです。地元のほうではどうなのでしょうか?

土佐 秋水については一時期は大逆事件と言いまして大変な思いが地元ではありましたね。戦前はそうでした。いろんなエピソードを聞いています。でも戦後になりまして、彼の業績が見直されました。
 また大逆事件しのものが、1つの謀略であったことも解明され定説になってきました。そういうこともあり幸徳秋水は再評価されつつあります。思想的にはいりいろ僕は感じます。

 秋水さんは女にはかなりだらしがなかった。でもそういうところが良いところかなとも思いますね。秋水そのものの評価は、従来は地区労であるとか、社会党、共産党を中心とした墓前祭を秋水が刑死した日にしていました

 最近では再評価の流れもありまして、今は商工会議所の皆さんも参加されるようになりました。市民的な形になってきています。

 それから顕彰する会が中心になりまして幸徳秋水の副読本も作成されたようですし。幡多でも評価が変わってきました。僕は等身大の幸徳秋水を主人公にした映画をこしらえてみたら面白いなとも思います。女にだらしのなかった秋水。しかし反戦の意志は貫いた。
 生々しいと言うか、身近な幸徳秋水を描ける映画ができればいいなとも思います。

Simanto1_r (日本の清流四万十川)

西村 また脚本家の中島丈博氏の原作で映画「祭りの準備」(1975年)での中村を舞台にした物語は強烈な印象があります。生き物としての人間がそれぞれ力強く描かれていました。それは五木寛之の「青春の門」とは異なる南国の情緒が強烈でしたが・・地元の立場ではあの映画はどう思われますか?

土佐 あの映画が作られるときに、実はエキストラで参加しないか。という話もありました。その当時の自分の気持ちとしては今ひとつ乗り切れませんでした。
 最近この映画DVDで見させてもらいました。大変懐かしい。青春時代を彷彿しますし。良い映画だなと思いました。知っている人もたくさん映画に出ていますし。エキストラで参加していましたし。

 幡多の場合は遠いところですし。文化果てるまちというところですね。けれどああいうところで生きているということを全面に出したところが、中島丈博の脚本は今は再評価されています。
 さきの話ではないですが、中島丈博の脚本で「幸徳秋水」はいかがでしょうか?

西村 中島丈博本人がモデルの人物も映画に出ていまして(江藤淳)、信用金庫かなんかに努めていて、ガールフレンドの竹下恵子に詰められて、俺は東京へ出て行くとかなんかシーンがあったうようでしたが・・・

土佐 竹下恵子が理論で「プロレタリヤの生活を描かんといかん」と脚本家志望の主人公を批判します。「プロレタリアもブルジョアもない。俺は生身の人間を描きたい。」というところが「左翼運動」へ入れなかったところでしょう。中島丈博そのものでもありますね。

 だからかれに幸徳秋水を描かせたらかけるのではないかと僕は思いますね。秋水の思想は高だよ。生身の秋水はこうですよ。

西村 幸徳秋水を木村拓也が主演するとか。

土佐 そうそう。お見合いした時に「俺の好みの女ではない」とか言って売春宿へ逃げ込んだり。その他女性関係は滅茶苦茶ですからね。

Ichijouzinsya1 (一条神社)

西村 勤皇の志士もそのあたりは滅茶苦茶でした
が、幸徳秋水はその末裔ですね。桂小五郎も祗園で遊びながら政治工作していましたし。
 また 昔長宗我部氏に滅ぼされた中村一条家はずっと中村の人たちに慕われているようですね。一条神社もありますし、大きなお祭りであると聞いています。
 幡多の気風は高知市とはかなり異なっているのでしょうか?

(参考)中村の人達の心遣い

土佐 高知とは違うなと思いますね。地理的なところもあります。高知市の中心にコンパスの中心をおきまして、高知で大きな円を描きましょう。室戸岬まで東は伸ばします。西はと言いますと窪川あたりになります。

 幡多は高知の中心から外れています。歴史的にもそうではなかったかと。そういう流れはあったのではないかと。

 中村では一条大祭と言いまして、一条教房が言われだとのこと。昔は3日3晩、飲んだ祭り。私が大好きなお祭りです。最近は1日だけになりましたが。昔は田舎から出てきまして、無礼講でどこの家へ行ってもお酒が飲める。そういうお祭りでした。

 これは幡多も昔は農業・林業・漁業が盛んでしたから、儲けて年に1回は中村の街へ行ってのみに行こう。そういうお祭りでした。それを残したい。復活させたいなと思いますね。

 一条さん(いちじょこさん)については地元の人も土佐一条家については知らないようですね。ただいちじょこさんということで。一条神社もありますし。近年では5月3日に「公家行列」やります。歴史構成はでたらめです。教房が土佐へ下向したことを記念した行列ですね。

 公家行列には私も2年間参加したことがあります。一条家と中村との関係があるのかなと思います

Nakamuras1_r (一条神社と同じ通りにありました旧中村センター。大変繁盛していた生鮮品主体のスーパーでしたが、昨年7月に閉店しました。四万十市の商業環境も変化しています。)

西村 幡多地域は面積から言えば、香川県とほぼ同じくらいです。飛行場があってもおかしくはないと思います。その話は実現しないのでしょうか?
 足摺岬は観光地でしょうが、高知空港から5時間程度かかる観光地は、北海道にも沖縄にもないとは思いますし。

土佐  一時は西南空港をつくろうという動きもありました。最近ではその動きもコストの問題などで下火になりました。

 この間観光協会や商工会議所の人たちと話しました。沖縄や北海道よりも飛行場から離れいる観光地だから、それを逆手にとっていこうということで盛り上がりました。
 遠いのだから遠いことを売り物にする。そのことをお金をかけずに売り物にする。それをやろうではないかと。そういうことは良いと思いますね。これからは不便さをうりものにしたいと思いますね。それが幡多全体の不要につながる。幡多は高知とは違う。アンチ高知のようなところがあるので、それでいきたいなとは思います。

Hiranoll 西村 幡多のことを「四万十川アナーキズム」は、平野貞夫さんが「けんちゃんのどこでもコミュニティに出演されたとき聞きました。
 そういう傾向はあるのでしょうか?

土佐 平野さんがどういう意味で「四万十川アナーキズム」といわれたのかわかりません。秋水意識されていわれたのかもしれません。別の意味で権力に媚びない。個性派。拘束されない。そういう意味では幡多には流れがありますね。秋水もそうですし、平野さんもそうです。

 結構皆は破天荒。上に噛み付いているし。それは幡多の特色、これは良いことです。この良い伝統は若い人にも受け継いでもらいたいですね。

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2007年11月 4日 (日)

ウルトラマラソンを続ける理由 11月9日

西村  今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストは、四万十市から来て頂きましたブロガーの土佐高知さんです。「土佐高知の雑記帳」というブログを3年ほど前から作成されておられます。

 今回のテーマは「 ウルトラマラソンを続ける理由」です。

ブログも面白くて毎日は読んでいますが、なかでも「四万十ウルトラマラソンに出場」という項目には驚いています。またこのび完走されたそうです。立派です。確か100キロを走破するという過酷なマラソンのように伺っています。わたしなど夜須で沿岸をディンギー・ヨットでうろうろするのが関の山です。
 100キロを完走するのに時間はどれだけかかるものでしょうか?早い人はどれくらいのタイムでしょうか?また出場者は皆完走されるのでしょうか?

O1_r 土佐 5回目のウルトラマラソンの挑戦でやっと今回は完走できました。制限時間は14時間ですからそれにほぼぎりぎりでゴールすることが出来ました。
 100キロマラソンの場合は、朝の午前5時30分にスタートをしまして、中村高校のゴール地点まで午後7時半までに戻ってくることです。

 参考 ウルトラマラソンコース

 途中7箇所の関門があります。その関門を突破していきませんと「足切り」(失格)になってしまいます。そうるいうルールのマラソンです。
 ちなみに1番早い人は四万十川ウルトラマラソンで男子で6時間38分、女子で8時間7分と言う記録があります。過去のベストタイムです。今年はこれより1時間近く遅いようです。それでもトップの人たちは時速15キロ程度のスピードで走破しておりますね。

 トップランナーは天のうえの人です。私たちは、関係ない世界にいます。そういう形ですね。全員が完走するかと言いますと、今年は1983人の参加者がありました。完走者の数字を聞いていませんが、だいたいいつも300から400人程度は途中でリタイヤします。過去4回は私もその1人でしたし。
 

西村 土佐高知さんが、ウルトラマラソンに挑戦されようとした動機はそもそも何でしょうか?また参加される人達の年齢はどうなっているのでしょうか?
 
土佐 これはいろいろありますね。まず参加の動機ですが、大変不純でお酒を飲みながら、掛け合い話で「では100キロ出てみるか」と言う約束をしたのが発端でした。実はもう1つ約束をしてしまいまして、「歌って走ってキャラバンバン」に出演することです。こちらはまだ果たしていません。っその2つの約束を飲んだ上にしてしましました、それが挑戦の始まりです。
 これが5年前のことでした。

 参加者の年齢ですが、20歳代から、上は70歳、80近い人達が今年もいたと思います。幅が広い。いろんな年代の人が走りますので壮観なレースです。

西村 四万十ウルトラマラソンはどういうコースで走るのでしょう。その場合は沿道の住民の人たちは協力的なのでしょうか?

Urutora1_r

土佐  まずスタートは四万十市の蕨岡中学校を午前5時半にスタートします。蕨岡の沿道を走ります。地元の商工会御所の人達や沿道の人達が道路の両側にロウソクがだーと並んでいます。スタート時点はまだ暗いからですね。

 凄い壮観なロードを走っていくのです。近年そうなりた。沿道の人たちは皆繰出して来られて応援してくれます。「いってらっしゃい。」と言ってくれます。明るくなってきますのが、竹屋敷あたりで、堂ヶ森の頂上がだいたい標高700メートル程度でしょうか、ここで午前8時半前後から9時ぐらい、(早い人はもっと早く通過しています。)。われわれ鈍足ランナーのペースはそんなものです。

 十和(とうわ)の昭和の森を抜け、そこから四万十川へ合流してずっと下って行きましす。、四万十川の岩間の沈下橋を走り下りながら中村高校がゴール。となっています。そういう点で住民の人たちは応援していただいています。

 今回走ってわかったのは、最終版で「がんばれよ」と言う応援より、「お帰りなさい」という応援のほうがありがたかったことです。もう頑張ってここまで来たのだから、それ以上は頑張るって大変だなと今回初めて感じたことでした。

Urutora3_r

西村 よくぞ完走されましたね。土佐高知さんにブログを見ましても86キロあたりで足が動かなくなると言う記述があり、凄まじいなと思いましたし。最低時速は10キロは走られているでしょう?

土佐 10キロでもないでしょう。10キロを14時間ですから。7.14キロですか。歩くよりは早いでしょうか。1キロ8分で走れば、800分。時間以内に帰れる計算ではありますが・・

西村 先ほどのお話では高低差があるではないですか。平らなところですとなんとかなりそうですが。十和村のあそこまでいくだけで大変な坂はありますし。へばりますね。

土佐 最初の坂が難関ですね。ちなみに日本の10キロマラソンの記録は北海道のサロマですね。あそこは平坦ですし。

西村 日頃のトレーニングをされていると思います。川原などをはしられているのでしょうか?

土佐 はい河川敷。四万十川は良いロケーションですね。だいたい5月の連休前からトレーニングに入ります。そのことはお天気も良くて本当に「贅沢な」トレーニング環境であるといえます。だいたい5キロ、10キロということで走ります。

 途中からいろんなトレーニング方法を取り入れて走ります。たとえば近くに甲山寺という山があります。そこのアップダウン。これは堂が森の山を登るトレーニングになります。筋力をつける意味でも変化をつけながらのトレーニングになっています。

 だいたいは四万十川の河川敷を走ることになります。その途中で変化もつけます。休みの時は出来るだけ長距離を走ります。変化の付けかともトレーニングですね。

Simanto1_r (日本の清流四万十川。ここが土佐高知さんの練習場所)
西村 四万十ウルトラマラソンの参加者ですが、地元、高知県内、県外とした場合、そのような比率になるのでしょうか?以前関西から参加されていた人とも知り合いましたが・・。

土佐 今年の参加者ですが、60キロ、100キロ合わせて1983人が参加していました。高知県の参加者が377人でした。後は県外です。次に多いのが大阪府の253人です。兵庫が195人です。だから全国から来ています。少ないのが山梨県と秋田県でそれぞれ1人でした。

 全国から参加されていますね。

西村 ウルトラマラソンはいつごろから始まったのでしょうか?ギリシャに200キロ以上走るマラソンもあるようですが。100キロ、60キロの由来はどんなところでしょうか?

土佐 これは調べてきていないのでわかりません。四万十川ウルトラマラソンは今回で13回目ですから、13年前に始まりました。100キロマラソンでは北海道のサロマで100キロマラソンがあります。
 もう一つ山口県と鳥取県を中心に2泊3日で250キロを走るというマラソンもあるようです。いろんなマラソンがありますね。物凄い長いマラソンもあるやに聞いています。
 アメリカを横断するマラソンとか。

西村 以前「けんちゃんのどこでもコミュニティ」時代に、トライアスロンのロングをされている濱野隆弘さんに出演いただいたことがありました。

 普段は営業関係の仕事をしているので「軽めに」水泳5000メートルとか。土日は120キロの自転車と40キロ程度のランニングをされているとか。日常的にトレーニングできるものでしょうか?食事への注意などされているのでしょうか?

土佐 トレーニングですが、100キロマラソンを完走する為には、月に300キロ走らなければならないと聞いています。だから毎日10キロで30日ということですね。なかなか時間的に難しいこともあります。

 よく言われるのが毎日5キロづつ走って、休みに70から80キロ走る。そういうやり方がいいのではないかと思います。毎日走らなくても、間休みをとってもいいし。

 それであまり食事療法は考えたことはないですね。飲んだり食べたりしますし。暴飲暴食なんですね。

 ただレースの前にはちょっと考えますね。100キロ走るのですから「グリコーゲン。ローディィング法」というのをします。レースの1週間前から炭水化物を採らないようにします。ご飯やパンや麺類ですね。全部食べないようにします。

 3日4日続けます。肉類、野菜類を食べます。体の中にグリコーゲンがなくなります。それを吸収しやすい体になります。それでレースの3日前から逆に炭水化物を採ります。そういうやりかたがあります。

 これを3回ぐらい前からやり始めました。効果があるいように思いましたので、今回もそれをやりました。だけどそれでも途中に、パンを食べたり、おにぎりを食べたり、バナナも食べたりしました。しかしゴール直前におなかが空いてしかたがなかった。そういう感じがあります。

 ということで身体にエネルギーを溜め込んで走るということをしないと、ゴールまで持たなかったと思いました。

西村 話しだけ聞いても大変ですね。凄まじいものですね。
 当日雨が降って寒くなかったですか?わたしは当日海でヨットをしにいく予定でしたが、朝から冷たい小雨が降っていましたので日和見しましたから。

土佐 今年はベストコンディションでした。暑さも寒さもなかったし。良かったですね。
 スタート時に透明のゴミ袋に穴をあけてそれを被り走りました。雨とか寒さ対策です)。今年は5キロ過ぎるといりませんでした。

Urutora2_r

 (ウルトラマラソンの写真は四万十市ホームページより掲載させていただきました。

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2007年10月28日 (日)

土佐高知の雑記帳から見えるもの

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストは、四万十市から来て頂きました土佐高知さんです。「土佐高知の雑記帳」というブログを3年ほど前から作成されておられます。
 ブログの内容は多岐にわたっています。私も毎日見ていてどのような心境でブログを作成されておられるのか興味がありましたので、ご無理を申しまして出演いただきました。

「土佐の高知の雑記」帳ブログですが、かなりアクセス数は多いと思います。3年前の開設時からの推移はいかがでしょうか?おかまいない範囲で教えてください。

O1_r (地元では体育活動や文化活動で大活躍の土佐高知さん)

土佐 最近は「元に戻ったかな」と思います。始めたことは200~300程度が1日のアクセス数でした。一時期は700近くまで伸びたこともありました。
 とくにブログにアクセスが多い場合は、例えば大河ドラマ「功名が辻で「種子島(種崎)の浜の虐殺」(指導者的な郷士を相撲大会と偽り集合させ、鉄砲で虐殺した事件)が放映されたときには、関連した記事のエントリーを出しました。そのときには1500くらいのアクセスがありました。

 その時々でブログのアクセス数は異なります。現在は「神風特攻隊」をブログに連載していますので、少し下がり気味ではないかと思います。

西村 「土佐の高知の雑記帳」ですが、コアな読者はどういう人たちであると考えられていますか?またブログを通じての交流などもあるのでしょうか?

土佐 コアな読者、正直どんな方なのかわかりません。いろんな方が見ていただいていることは凄く感じます。
 ブログを通じた交流と言うのは、けんちゃんがこういう形でラジオ番組に呼んでいただけるとか、そういうことがあります。直接連絡があってということはあまりありません。

西村 ブログ「土佐の高知の雑記帳」のサブタイトルに「四国西南部から徒然なるままに、祖国の右傾化、田舎切りすてに異議申し立てほえる。靖国神社の戦争犠牲者冒涜に怒りの発信!軍需産業=吸血鬼を暴き出すお気楽バンパイア・ハンター(^○^) 」と書かれています。そのあたりの説明をお願いします。

土佐 1つは田舎を大事にしたいということです。
 「靖国神社問題」では先の戦争(二次大戦)に大変興味がありまして、神風特別攻撃隊のことも調べています。やはり靖国神社が「英霊を祭る」なんてことを言っていますが、その裏には汚いものがある。と感じています。

 バンパイヤハンターと言うのは、私の好きなコナミのテレビゲームに同名のものがありまして、それから「軍事産業は吸血鬼」という意味からブログに書きました。

O6_r

西村 また「ブログの考え」としてこうも言われておられます。

「◎ブログの考え◎
 TBは、削除しません。ただし、アダルトやスパム、記事に直接関係のないものなどは警告なく削除します。
 コメントへの書き込みは、管理人および訪問者の意見交換の場と考えていますので、反対意見でもフレンドリーかつ建設的な態度で行なっていただくようお願いします。無意味な文字の羅列や、他者を誹謗・中傷する(この判定は下記のとおり)コメントは警告なく削除する場合があります。多重ハンドル禁止など、ネチケットをまもることは、最低限のルールであることは言うまでもありません。
 その他、ここに明文化していないことは土佐高知の判断に属します。」とありますが、ブログへの変な書き込みはTBは多いのでしょうか?

土佐 最初の頃はいろいろありました。こういう書き込みをしまして実践をしましてバシバシしますと変な書き込みは減少しました。最近でもまだ多少そういう書き込みはあります。
 
西村 どんな変な書き込みがありましたか?

土佐 例えば「あなたの書き込みは正しくないのだから、こういうことを無謀に発言することが問題だ。削除しろ。」とか言うコメントがありました。話し合い(対話)を一切しない一方的な自己主張の書き込みであるとか。

 他のコメンターに対して一方的に攻撃する書き込みであるとか。いろいろありました。それについては「わたしのブログである。」ことを明確にして削除をどんどんしました。

西村 勝手な質問をしてきて、「何故答えないのか!」とか身勝手に吠えるような人もいるのではないでyそうか。

土佐 当然いましたね。思い込みが凄い人はいるもんですね。「曝し」にしたりとか、エントリーを取り上げることもしました。

西村 また「土佐の高知の雑記帳」は「サヨクブログ」なのででしょうか?またわざわざ左翼を名乗る理由はどういうところにあるのでしょうか?

土佐 はい。ネットランキングと言いまして、ブログの人気度をはかるところがあります。これを見ますと上位には右翼の方々が多いです。その人達が人気が高いようです。
 それに対して左翼のほうがやや劣勢なのかな。やはりここ左翼ブログということを明確にして、発言を大いにして人気をとりたいなと思いました。
 
 カタカナで「サヨク」というのは、こちらも「ネット・右翼」「ネット・ウヨ」とか言っていますので、蔑視されるのであれば、こちらも蔑視してやろう。これはお互い様かなと思っています。そういう意味からしています。

 私が思うのは左翼の論客がもっとネットの世界に入ってきて欲しいということですね。大いに発言していただきたい。

O5_r_2 (ブロ議論では熱い議論をしました。)
西村 考え方の違う、俗に言う「ネット右翼」系の人たちにも土佐高知さんは丁寧にコメントされておられます。彼らとの対話を通じて思われたことはありますか?

土佐 いろいろありますが、「ネット右翼」と言いましてもいろんな人がおられます。ですのでひとくくりには出来ません。まじめな形で意見交換して、それができるブロガーにはまじめに私も回答しています。

 実はせと弘幸さんというひとが実名でブログを書かれています。かつては別の激しい名前のブログを書かれていました。
 この人のやりとりでいろいろありました。この人とは完全に政治的な主張は異なっています。対話をしようという真面目な感じはあります。だからこういう人たちとは政治的な主張が異なりましても話しや対話ができるのではと思います。

 お互い理解できるところはできるのだと思いました。
 自民党の代議士の加藤鉱一さんがテロ(自宅が放火されました。)にあわれたことがありました。せと氏は「テロを支援する」と発言されました。わたしは彼を批判しました。

 その私の批判に対して、彼が真摯に対応してくれました。そのことは嬉しかったです。そういう面では理解できあうのではないかと思います。ただ別の「ネット・右翼」本物がどうかわかりませんが、全然そうではなく、礼節も知らない人が多いので嫌だねと思いますね。

西村 「土佐の高知の雑記帳」の狙いはどういうところにありますか?

 
土佐 さきほども申し上げましたが、左翼の言論を伸ばしたいなと思います。ネット世界で伸ばしたいなと思います。自分自身も仕事上、物を書いたり、人にわかってもらう。コピーを作るという仕事なので、書くということで、自分の考えを整理する。できるだけ毎日書く。そういきたいなと思います。

 ブログは3年間続けて来ましたが、いろんな意味で力になっているなと思っています。だからこれは続けていきたいと思います・

西村 そうですね。アメリカでは今度の大統領選挙におきまして、民主党の予備選挙に市民ブロガーが大きな影響力を発揮しています。ブログのyou tubeの画像で有権者と候補者がやりとりをしていました。
 結構アメリカでは政治に関与する力があるようです。そのあたりはどう思われますか?

土佐 そうですね。アメリカや韓国では(ネチズン)など市民ブロガーが台頭し、政治に影響を与えていますね。しかし日本の場合はまだまだネット右翼が多数のようです。
 左翼でしゃべりたがりの、高知なんかでは出てきても良いとは思いますが、まだまだ数が少ないようです。もつともっとでてくればいいとは思っています。

西村 確かにけんちゃんのどこでもコミュニティ」に出演いただきました韓国出身の金英丸さんが言うには韓国では完全に市民ブロガーが主体。反戦運動もネットで盛んであると言われていました。ブログもBBSも圧倒的に多い。右翼的なものは少数派であるといわれていました。
 日本は逆であることを金英丸さんは危惧されていました。
 そういう面で土佐高知さんは「孤軍奮闘」されているのですね。

Irakuheiwa1 (平和運動をされている金英丸さん)

土佐 左翼の側がネット世界に弱いのが問題。とるに足らない議論であってもそれを見逃していますと、流れがつくられることがありますし。それが世論になることもありますし。
 ネット右翼の方々の発言に対しても1つ1つ丁寧に答えていく努力が筆必要です。そこが弱いですね。

西村 幡多地域のほうではなかり動きが出てきているのではないのでしょうか?

土佐 それが高知でもまだまだ不十分であると思います。これからも「頑張るしかないな」と思っています。

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