2007年12月23日 (日)

これからのブログとは

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」は、ブログのありかたや、メディア・リテラシーについて、高知シティFMの戸田健史さんとやりとりをいたします。

今回は2007年を振り返り「これからのブログとは」でトークしていきます。

 私は2004年1月1日からブログを始めました。まる3年継続しています。最初は30Mだった容量が今や2Gが普通になっています。また無料でそれも使えます。動画の貼り付けが可能になるなど格段の進歩ですね。それで容量が増えたのでしょう。

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戸田  そうですね。ブログも昔のようにテキスト(文章)だけではなく、写真、動画、音声、など実に昔と比べると簡単にブログに貼り付けられるようになりました。
 という事は当然容量も増えることになりますね。これはブログだけではありません。

 たとえば無料のメールアドレスが提供されるGメールというのがありますね。11月時点で無料で使用できる容量が5Gですし。個人でもギガ単位を消費してします時代になりましたね。

西村 ローカルレベルの話です。2005年頃に「ブログ中高年の星」とか「ブログの鬼」とか「伝道師」とか言われたことがありました。ローカル新聞やテレビなどにも取り上げられました

 約80人にブログの開設をサポートしたこともありました。ブログはとても簡単で良い伝達方法です。しかし書くことのない人は続きません。でもサーバーが大きくなり画像投稿や動画投稿も可能になりましたので形態がかわり拡大していくことでしょう。文章がかけなくても投稿は可能ですし。

Blogshinbun

戸田 よりいろんな人が扱える可能性が出てきましたね。例えば文章を書くのが苦手な人。今までブログの更新がおっくうな人でも、動画を撮るだけなら続けられますね。
 動画ブログも可能になりましたね。更に自己表現するブログに進化するでしょう。

西村 動画でも写真でも音声でもブログはオーバーラップして乗っかってくるようですね。こうなると「ホームページの簡易版」という領域ではありませんね。
 確かに従来のHTMLのホームページづくりよりブログは簡単で楽です。それだけのイメージでブログをとらえていましたが、どうも違うぞと思うようになりました。

 ブログは「成長する道具」ではないかと思いますね。

戸田 今まで新聞やテレビがやっていたことが意外に簡単に個人が具現化できるのではないか。そう思います。

西村  シンガー・ソング・ライターのようなものですね。自分がこしらえて、自分が歌って、自分が演奏するようなものですね。自分が情報発信しますから。
 テレビ局であり、ラジオ局であり新聞社である。それを1人でやってしまいます。これは大変な時代になったということです。

 一方持ち歩きということでは携帯電話がありますね。携帯とブログとの相性も良いようですね。携帯の世界はどうなっているのでしょうか?このあたりは中高年ブロガーは弱いところではありますし。

戸田 携帯電話で動画を撮ることが簡単になりました。大げさな話ではないですね。
最近「ミニブログ」なるものも出ています。チャットのような感じですね。
 チャットのような画面構成です。これも携帯から更新できますね。ミニSNSのようにも言われています。
 文章は長く書くことは苦手ですが、短く一言づつ書くとか。こういうものが流行していますし。更に若い人なんか使っているので「プロフ」というものもあるようです。

 ネット上の自分のプロフィール、履歴書のようなものらしいですが、未だに何が利点であるかはわかりません。ただの個人情報の露出だけではないのかとも思いますし・・・。

西村 このあたりになるとおんちゃんはわかりませんね。

戸田 若い人は携帯電話を屈指して自己表現をしていますね。驚くばかりです。

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西村 日本では麻生太郎氏が漫画好きだとか。いわば「代償行為」で自己満足しているだけ。あるいはイラクで人質になった人たちへの誹謗中傷キャンペーンという体制側の手先としてのネット。日本ではネガティブな意味での活用がまだまだ目立ちますね。
 「きっこのぶろぐ」のような社会派ブログが増えてもらいたいと思いますね。

西村 前回の週でも取り上げたと思います。プロゴルファーの宮里藍のブログ。これはなかなか大変なブログになっているようです。
 宮崎藍さん自身がブログを書いています。パソコンを持ち歩いて全米ツアーに出ています。その1つの記事に対してコメントが多いときで300くらいつきます。トラックバックもやや少なめですが100は超えていますし。

 それを基本的は拒否していない設定です。コメントなども良く見ますと、藍ちゃんに対して「予算落ちぐらいでくよくよしないで」という励ましもあれば、誹謗中傷に近い書き込みもあります。藍ちゃんを擁護する人たちも多数いますし。
 
 私の家内はゴルフなどは全くしませんが、毎日藍ちゃんのブログは見ているようでう。どうして七日と話を聞くと、藍ちゃんの熱心なファンの男の人がいて、たくさんコメントを書いておられました。

 人生相談のような感じで書いていたようです。「藍ちゃんこんなことで負けてはいけない」とか毎日書いている人がいましたが、ある日から突然書かなくなりました。彼のコメントを期待していた人が「どうしたんだろう」とか書いていました。

 暫くしてその人がコメントを書き出したら、なんと会社を解雇されていたそうでした。それに対して「よかったね・」「頑張ってね」とコメントを書く人同士の交流が始まったりそましたね。一種のコミュニティ掲示板のようになりましたし。

 宮里藍さんはそれに対してはコメントはしません。そうなりますと誹謗中傷気味のコメントは全然少数派になりいなくなりました。これは凄いブログであると思いますた。

戸田  それは理想的な形ですよね。そこまで行くとは。そこまでなるには相当な苦労があったろうと思います。管理するのも大変であると思いますね。
 誹謗中傷は削除すればいいのですが、今スパムで多いのはロボット的なものが多いです。単に英語でURLを書いてきたり、英語のなかに日本語文字を入れたり。

 善意だけで護りきれない部分はありますね。それを超越しているというのは驚くところですね。

西村  なんかのフィルターはかけているとは思います。凄いのはコメントを書く人同士のサークルができたり、その人同士が論議したり。励ましあっているいようで、ご本人(宮里藍)そっちのけで盛り上がったりしていたり・・。

 本人はゴルフのことは書いています。彼女だけではなく女子のプロゴルファーは上田桃子横峰さくらなどもブログがあるようですね。女子プロゴルフが人気なのも、彼女達が若くてルックスの良くなったこともありますが、ブログの効用もあるのではないかとおもいますね。

 男子ゴルフの不人気と対照的ですね。

戸田 タレントのブログでもうまくつかえば人気向上にはなるでしょうし。

西村 そういう点からも宮里藍のブログは注目しました。

西村 高知で言えば春野町の「白バイ隊員の交通事故死」をめぐるスクールバスの運転手の冤罪事件がブログで話題になりました、熱心なある高知在住のブロガーが経過を掲載し、「きっこのブログ」が掲載し全国的な関心が高まりました。マスメディアは殆ど報道しません。報道しても「後追い報道」が目立ちますし。
 県外のテレビ局だけが熱心に取材はしていましたが・・・

戸田  取材していたのは県外のあるテレビ局ですね。ブログがきっかけにこういう風に動くのは、ブログが成長したおおきな証ですね。

西村 証でしょうね。きっこが注目して「この人のブログは1日に1万から1万5千を超えたよ。」とか言われていましたし。
 これはマスメディアがこの事件ではブログの後追い報道でしたね。

戸田 そうでしょうね。何もテレビ、ラジオ新聞が先行するばかりではないですからね。当然ですよね。

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西村 そう思いますね。10月でしたか、現職の警察官で愛媛県警を告発した仙波敏郎さん講演会ですが市民グループ(サロン金曜日市民オンブズマン高知)が主催しました。当日は150人近くの人が講演会へ来ました。

 ところがマスメディアは事前報道がありましたが、事後の報道は高知では全然ありませんでした。高知新聞でもありませんでした。取材には記者は各社来ていましたが。

 きちんとしてわかりやすいことを仙波敏郎さんは言われておられたのに報道されませんでした。

 冤罪を訴える市民グループの人たちが仙波さんの講演会終了後登壇し、スピーチされていました。そのことを私がブログに書きますと、さっそく一貫して冤罪事件に取り組まれている県在住のブロガーからコメントが早速入ってきましたし。

 そのときはわたしのブログのアクセス数も増えましたし。そのマスメディアが報道しないことをブロガーが取り上げて逆に注目された一例ですね。ブログに社会性をもたせることはとても大事なことであると思いますね。

戸田 情報を入手する手段が増えたわけですから、あとはユーザー側が情報の海を上手くわたって行くということです。

西村 「白バイ隊員の交通事故死」をとりあげている個人のブログには動画もあります。瀬戸内海放送が取り上げているニュース番組の一部をブログで見ることができます。

 それから検証事例や、写真も豊富にブログにあります。時間の余裕があってきちきち見ることができれば、かなりの情報がえることが出来ます。
 これは短い時間の放映のローカルのテレビ番組では得られない情報です。
Niyodo_r (当時の仁淀中学の生徒たちが講演会へ来ていました。)

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2007年12月 2日 (日)

巨大新聞社のニュース・サイト設立について  12月7日(金)

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」は、ブログのありかたや、メディア・リテラシーについて、高知シティFMの戸田健史さんとやりとりをいたします。

  今回のテーマは「巨大新聞社のニュース・サイト設立について」トークをします。 日本の大手新聞社である日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞が共同でニュースサイトを作り、一部配達網も共同運営することにするなど業務提携することで電撃合意した。ますます影響力が大きくなっているヤフー、グーグルなどポータルサイトに対抗するためだとのことです。
 
 3社の社長たちは「最近ヤフー、グーグルを通じてニュースを読む読者層が増えているが、そこに掲載されるニュースは大部分新聞社が作成した記事だ。読者と社会に新聞の役割と大切さを感じてもらい、影響力を拡大するために共同サイトの運営を始めることにした」と強調しています。相当な危機感があると思われますね。

戸田 そうですね。危機感でもなければまして朝日、讀賣、日経といった新聞社は普段はむしろお互い敵対しているようですし。そのメディア同士が提携するなんていうのは、それこそ考えられない話ですね。

 各社のWEBサイトを見ましたが、お知らせとか、ニュース記事という形でこのことが掲載されていました。新聞の共同配達について書かれていたりしていました。自宅への宅配こそが日本の新聞の特色ですので、それを維持するために共同で取り組む。これは良く理解することができますね。

 ネットでの提携は今ひとつ中身が見えてきません。実際3社が提携してこしらえる共同サイトはまだ立ち上げられていませんし。確か来年のようですね。

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西村 来年です。共同サイトの運営費用の数億円は3社が負担するようです。 すでに3社間に具体的な運営方法に対する話し合いは進んでおり3年以内に黒字転換を目標にするようです。ただ各社が現在運営している独自のインターネットサイトは当面維持していく方針といいます。 どういうサイトになるのでしょうか?宅配の新聞業務との関連が見えないようです。

戸田  そうですね。偶然配達の宅配事業の共同化と、ネット共同事業が一緒になったとみるものかどうかですね。2つに関連性があるとは思えませんし。各社の現在運営されているニュースサイトなどは、これも動きがありますね。

 最近では毎日新聞社が「MSN毎日」という形でWEB配信していましたが、自社の「毎日・JP]という風に変えました。産経新聞は自社サイトからMSN産経という形で提携されています。
いままで運営していた自社独自のサイトは廃止していますし。

 MSNの技術を活用してより多くの人に見てもらうためにそうしたようですね。朝日、讀賣、日経以外の新聞社でもこういう動きをしているのが現状です。

西村 「ヤフー、グーグルにニュース提供を停止する問題は各社がどのようにするのが有益であるかを考え、判断する」とし、しばらくは推移を見ながら対応していくことをほのめかしています。3社間のインターネット共同事業は日本経済新聞が主導していくものとみられています。

 確かにヤフー、グーグルにニュースはすべて新聞社のニュースをそのままリンクを張って掲載しているだけですし。「ニュース一覧の検索」に利用しています。新聞社のサイト同士、記事同士が比較できてヤフー、グーグルにニュースは便利な道具であることは事実です。それとどう違うさいとになるのか。そのあたりが今は見えませんね。

戸田  結局ニュース記事を見る人が増えた。というのはヤフー、グーグルなどのポータルサイト。いろんなことが出来る「窓口」サイトにてニュースが掲載しているから見る人が増えたと思いますね。ということは3社の共同サイトもやはりポータルサイトといわれるようなものになりませんと、ヤフー、グーグルに打ち勝つのは難しいと思います。ニュース配信を停止するなんてこともなかなか難しいのではないでしょうか。

 いまではアクセス数があるのはポータルサイトです。それを上回るものをこしらえる。皆がブラウザを開いたときに最初のホームページにしたくなるようなサイトができるのか。なにか新たなものが出来るとすればそれはどんなものなのか。注目したいものですね。

西村 検索エンジン大手のヤフー、グーグルにニュース配信停止が3社共同ニュース・サイト設立で出来るものなのか注目ですね。検索エンジンはニュースの速報は早いものがあります。

 しかし先月の11月19日でしたか、サッカーの日本代表監督のオシムさんが脳梗塞で倒れ緊急入院したニュースはNHKが速報していました。私も驚いてヤフー、グーグルで見ましたが掲載されていませんでした。

 NHKがこうした検索エンジンよりも1時間以上先行して速報しました。独自の情報網をNHKは持っているのであると思いました。この新聞社3社以外の1大勢力はNHKであると思いますね。

戸田 確かにNHKと言いますと、民間ではできない全国規模のネットワークがありますね。そして取材力があるわけです。だから今回のようにオシム監督の第1報はNHKが報道しまいsたね。さすがはNHKであると思いました。

 そのNHKもスタート時の80年前は、新聞社のニュースの配信を受けていました。これは知っていたほうが良い事実です。

西村 ネット 業界では「日本の新聞社の“ビッグ3”が手を取り合ったことは前例を見ないもので、それくらい新聞に対する危機意識が大きいという意味だ」とし「新聞記事の質と深層性をインターネットを通じて知ってもらい、逆に新聞部数の増加につなげようとする戦略だ」と解釈しているようです。 はたして思惑どうりに展開するのか注目です。

 電子媒体だけに見るのも疲れますし。新聞の携帯性もまだまだ魅力ではありますね。新聞は新聞の価値がありますし。それがどうなるのか注目です。しかし未だにわかりません。

戸田 例えばグーグルのニュース記事なんかは新聞記事のような形態になっています。社会面があって、経済面があってと。レイアウトがありますが、新聞のレイアウトとは違いますね。

 新聞は1面があり、経済面、社会面、文化面がありますね。この記事が大きいからより重要度が高いとか。速報性とかあったりします。こういうところまではインターネットの記事ではカバーできていませんね。それぞれも別のものとして新聞は新聞で紙媒体であって良いと思います。

 インターネットのニュースはインターネットとしてあって良いと思います。そういう風に考えるとどうなるのかわかりまね。

西村 それがこれから始まる、多くの国民が果たしてのぞんでいるのかわかりませんが、テレビ野デジタル放送ですね。アナログが廃止されデジタルになりますね。

 これなんかも良いことなのかどうかもわからないですね。いわゆるデジタルテレビの力、双方向性。パソコンなどとの融合。道具となって普及するとか。

戸田 技術的には可能でしょう。しかし今のデジタルテレビは魅力あるコンテンツや番組があふれているとは到底言いがたいです。さすがデジタルだなとは思えません。
 確かに文字放送が増えた。付随のデータが増えたとかはあります。しかしだからといってこの料理番組を見た後に、すぐレシピが出て取り出せる。という具合にはなっていません。

 また今のデジタル放送の規格ですと同時に3チャンネル流せるとか。これをしているいのは、こちらで見られるのはNHKだけです。確かに技術ではあるのですが、そこまで融合する番組やコンテンツがあるのかというとそこまでやるのかな。と思いますね。

西村 巨大新聞とは別に地方新聞である高知新聞社はインターネット版は利用しづらくなりました。記事のリンクはすぐに外れますし、掲載内容も縮小気味ですね。特に県外へ行っている高知県出身者が高知のことを知りたい。という場合に結構高知新聞のWEBサイトを見ています。

 11月の高知県知事選挙もどうなっているのかよくわからなかった。高知の動きが全然見えないと。窓口の各地の地方新聞社のWEBサイトをみれば現地の情報がわかる。大きな媒体だと思いますが高知新聞は逆行いしているようです。

戸田 まだ紙が第一で、ネット版はおまけです。以前に比べると記事の数は多いですが、記事の文章は短いようでようですし。まだまだ紙の媒体と対等にはりあう新聞社サイトではないですね。

西村 例えば4月に市長選挙の最中に長崎市長が銃殺されました。長崎の地方新聞のWEBを見まして詳しい事情を知りました。災害でも局地的なぎ外状況は現地の地方新聞のWEBがより詳しいですし。

 そういう効用もありますし。しかし商業新聞で広告収入で成り立っているのでWEB版でただで見られたら困るよというところはありますね。バナー広告もそれほど効果はないですしょうし。難しい部分はありますね。
 そのあたりの解決をどうするのか。巨大な3つの新聞社の共同サイトのゆくえも決まるように思えますね。

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2007年5月 8日 (火)

ブログはガリ版の延長ですね

 ブログの発展は凄いものはあります。2004年1日から始めたブログ。現在は5つのブログを早朝更新しています。

 もともと私は中学時代も「ガリ版」(といっても若者は知らないでしょうが)謄写版というパーソナルな簡易印刷機が当時ありました。

 謄写版原紙というのは土佐和紙の技術を活用し、紙に蝋(ろう)を均一に塗りつけます目(5ミリ方眼)とかありました。鉄筆という鉄のシンの筆記用具があり、ヤスリ上の平たい板の上で文章を書きます。

 ガリガリと音がするので「ガリ版」とも言われていました。中学生時代「平和新聞」という名前で毎週社会評論の新聞をこしらえていました。省資源型の印刷方式で、昔は学校でも多用され、テストなども作成されていました。

 その歴史があるのでブログにもすんなり入れましたね。ただ最近のブログは進歩が早く、動画配信、音声配信には技術がついていけません。

 「ぷりんとごっこ」はガリ版がお洒落になった年賀状などを作成する道具ですね。
Bloghoshi (地方新聞が取り上げた以上に発展しています。)

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2007年3月16日 (金)

中国でもブログが対話の道具に

 全人代(日本の国会)が開催されている中国。先日のNHKのニュースの特集で人口5400万人を抱えるある省の代表者はブログで市民との情報交換をしているとか。
 ある市民が賃金を払わない事業所を省長にブログで訴えた結果、改善されたそうです。省長がブログの投稿者に会い、問題を解決したそうです。

 ネットの利用者も1億人を越える中国。しかしまだまだ制約があるようで、検索エンジンでの疑惑(天安門事件と入れてもすべてエラー表示になる事実上の言論誘導)の疑惑もあるようです。

Pcshin_1  ネットの利用者も1億人を越える中国。しかしまだまだ制約があるようで、検索エンジンでの疑惑(天安門事件と入れてもすべてエラー表示になる事実上の言論誘導)の疑惑もあるようです。

 制約があるとはいえ、共産党の省の大幹部と市民が直接対話できるということは、それは画期的なことですね。中国は政治的な自由がない国です。経済優先政策を政府が優先しているために、労働協約も不十分であり、過酷な労働や賃金未払いという「社会主義国」ではありえない事態が頻繁に起こっているようです。

 最近では毛沢東を称える社会運動も台頭しているようで、社会不安の要因にもなっているようです。それだけにブログがどこまでの役に立つのか注目ですね。

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2007年2月27日 (火)

トラックバック禁止のブログなんて

 最近トラックバック禁止のブログが多いことに気がつきます。管理画面の設定でそうしているのでしょう。また管理者が判断して良ければ載せ、いけないトラックバックは掲載しないという設定も見られる。

 とにかくトラックバック・スパムが押し寄せるので、やめている人が多いと思う。私のブログにも毎日100を超えるトラtゥクバックスパムが押し寄せてきます。

Maiwakum_2 (毎日押し寄せる迷惑メール)

 早朝パソコンを起動してウィルス・スキャンの間に事務所や近所の掃除をしています。それが終わるとメールのスパムの除去。ブログのトラックバックとコメントのスパムの除去を行います。これも「掃除」と同じであると思います。

 「掃除」であると考えれば良いのではと思います。トラックバックはブログだけの機能。かかった相手のブログを見て、相手を知ることになります。それで交流が始まることにもなります。多少の煩わしさはしかたがないとわたしは思います。

 ですのでトラックバックは有効にしていただきたいと思います。もちろん個人の裁量ですらブロガーの自由です。「掃除」をしながらブログを書き続けたいと思います。

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2006年10月28日 (土)

ブログの活用で市民活動を

 簡便でホームページが更新できるブログ。ブームも一段落ですが、活用はこれからですね。個人の日誌風のブログも良いですが社会運動として活用するブログももっと増えてしかるべきですね。

 高知シティFMの番組「けんちゃんのどこでもブログhttp://dokodemo-blog.cocolog-nifty.com/blog/cat2116448/index.html」はそうしたブログを取り上げ、もっと普及していくべきであると思います。

Gekyou1_1  最近開設された「これがたまるか!」は外京ゆりさんのブログです。高レベル核廃棄物処理場問題の関連情報が見ることができます。何せ常に行動している人なので、書いていることも実践の上のこと。大変迫力があります。

http://geki1015.cocolog-nifty.com/blog/

 平和運動などにもブログはどんどん活用いただきたいものですね。古い政党関係者などは「指示待ち族」が多いのかブログをしない人が多くとても残念です。

 また市民サークルの連絡用にメーリングリストとは別にブログを活用しようという人もあらわれています。多様な活用が今後も開発されるでしょう。

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2006年10月11日 (水)

情報の「共有化」の大切さ

 皆が同じ情報を「共有」することが可能になれば、より交流が盛んになると思いますね。しかしイベントや市民運動に深く関われば関わるほど、当事者はどうしても「先鋭化」し、情報が集まります。

 当事者でない人たちとの情報格差が生じてしまいます。「どうして皆理解し、協力をしてくれないんだ!」と感情を露にして発言することになりますと、皆「引いて」しまいますね。

Irakuheiwa1  環境保護運動でも、まちづくり運動でもそういう現象は出てきます。今回ぷらっとこうちの問題で、一方的に運営委員会なるものによって登録が抹消され、こちらが反論できないことを良いことに一方的な経過説明の文章を公共電子掲示板に掲示され続けています。http://www.plat-kochi.com/topics/details.php?parent=901
 経過報告を冷静に言ってみたらという人もいますが、被害者は冷静になかなかなれないものです。

 とはいうものの、公共性がどっちがあるのかで争っているわけですので、相手側の不法行為はともかく、事態を客観的に説明することは必要です。説明責任は当然あるのですね。

Pk1_2_1  そう考えてきた場合、「ぷらっとこうちhttp://www.plat-kochi.com/index.shtml」が8月24日からロックアウトされています。この間ほとんど十分なる説明を県民にしてきませんでした。この行為が一番の不法行為になりますね。

 「とことん情報を公開し、とことん議論する。」そういう姿勢のない人たちは公共事業をしてはいけません。批判を恐れる人は公共事業はしてはいけないのです。自信があれば公開しても平気なはずです。理由をつけて「ぷらっとこうち」を閉鎖し続けることは、運営委員会なるものも、関与している県職員もすべて公共性がない人たちであることを自らの行動履歴で証明したことになるのですから。

Fuzai01_1
(情報公開請求に資料は存在しないとのとんでもない回答)

経過に関する資料http://www.nc-21.co.jp/hoeru/plat-k-2006-2.html

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2006年9月27日 (水)

県教育委員会がブログを活用はしていますが・・

 高知県教育委員会が、紙媒体の広報紙を予算削減のため廃止し、ブログを作成しました。「風 きらり」http://kazekirari.sblo.jp/という名前のブログです。

 教育長をはじめ、各部署の人達が健筆を振るわれています。ただ残念なのはブログでありながら、各記事ごとにコメントやトラックバックが出来ないことですね。双方向というブログの特性を活用しきれていないのがとても残念ですね。

Blog01_r やはり予算削減で紙媒体からの切り替えと表明しているように、「一方的な情報の伝達」機能という面でしか活用されていないようですね。ブログで参加者と一緒につくりあげていくという、もうひとつの「教育的効果」に県教育委員会ははやく気がついていただきたい。

 確かにトラックバックやコメントを受け入れる機能を導入すれば、しょうもないブログ(主にアダルト系の)からのトラックバックやコメントの嵐のような洗礼がきます。でもそれはある意味しかたのないことですね。方針は以下のようですし。

 「なお、このブログは、教育関係の話題やニュースをお知らせするためのもので、一般の多くのブログに見られるようなコメントによる意見交換を目的とするものではありませんので、いただいたご意見については、申し訳ございませんが、この2件程度を除き、原則として掲載せず、かつお返事を差し上げないこととしております。ご理解ご了承をお願いします。]
            「風、きらり編集委員会」

Blog2_r  という方針なので「一方的伝達手段」としてのブログの消極的な活用法に留まっていますね。

 橋本知事のブログ「だいちゃんぜよ」http://daichanzeyo.cocolog-nifty.com/0403/も最初はトラックバックもコメントも受け付けるようにしていましたが、最近はトラックバックを受け付けないようにしてしまいましたし。とても残念ですね。

 ブログも教育の一環として県教育委員会は考えるべきでしょう。さまざまな問題を「後ろ向き」に考えるのではなく、IT社会のなかでの教育のありかたを現実から学んでいただきたいと思いますね。

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2006年6月27日 (火)

ブログづくりの原点に戻る

 私は2004年1月1日からブログを作成しています。それから約80人にブログづくりをサポートしました。
 ブログは技術的な問題や、障害は殆どありません。インターネット環境であり、メールが受発信でき、ワープロが打てる人であれば30分程度でご自分のホームページ(ブログでの)が完成します。

 むしろ障害は、自分自身での思い込みや、必要以上にパソコンを恐れる意識です。トラウマと言ってもいいでしょう。生真面目な中高年のひとほどそうした症状になっています。

 同じ中高年として、「私のようなパソコンを知らないおじさんでも簡単に出来ます。」と緊張を解いて、目の前でやってみせることが、何よりですね。そちらに時間がかかります。それからブログの登録作業に入ります。そこまでで1時間、人によっては2時間かかる場合もあります。

 それから具体的にブログを作成します。この場合はあらかじめ原稿を作成し、フォロッピーやCDなどにコピーしていただいていたほうが良いようです。

Blog_harimaya_thumb  そして原稿を管理画面に貼り付けて、「更新」ボタンを押しますとブログのホームページが出来上がります。ただこれだけです。
 その次はコメントやトラックバックのやりかたをサポートします。これも23回やれば取得できるものです。

 最後にスパムの除去と安全対策をサポートします。ブログは自分がサイトの管理人になるという意識がとても大切だからです。その心得もサポートしましてブログ作成講座は終わりです。

 もう一度ブログの愛好者を増やす努力をします。そのほうが面白い社会になるからです。

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2006年5月 8日 (月)

矮小化に反対しよう

 ブログのブームも一段落とか。熱の冷めた人たちも出始めました。まあ「書くことのない人」は続かないでしょう。私などは内容のあるなしに関係なく「書きながら考える」人なので、ブームであろうがなかろうが関係ありません。

 規制メディアの捉え方は、ブログは「個人の電子日誌」で、同好趣味の「サークル活動の延長」というもの。実に矮小なる捉え方。もちろんそういう要素もありますが、私などは違いますね。

Hariyama1_r_brog01

 市民の言論メディアとしてブログに注目しているもですね。今のように選ばれた少数の「有識者」や「タレント」や「報道記者」だけがメディアで発言、多くの大衆が受信するだけの時代は終わりました。

 市民大衆自身が自分の思っていること、意見を堂々と発言できるのがブログなのですね。

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