2008年11月24日 (月)

今一度憲法と自衛隊を考える

 懸賞論文でゆがんだ歴史認識を披露し、今なお自説の正しさを声高に主張する田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長。田母神氏はその直前の4月、自衛隊のイラク派遣を一部違憲とした名古屋高裁判決に「そんなの関係ねえ」と言い放った人でしたね。

 こういう人物が自衛隊制服組のトップにいたということは恐ろしい。政治家がしっかりしないといけない。世界大戦の敗北から自衛隊が誕生した歴史を良く学んでいただきたい。

 作家城山三郎氏は「自衛隊は人を助ける組織。人殺しの組織ではない。」と自衛隊にエールを送っていました。人命救助や災害復旧時の頼もしい活躍こそ、国民が自衛隊に払っている敬意なのです。

 石破茂元防衛相や中谷元・元防衛相などが「まともに」見えるぐらいですので、田母神氏の「異常さ」が際立っています。

 またいわゆる従来の「護憲派」と言われた人たちも考えかたを改めていただきたい。ただただ「憲法9条」を盾にして、「自衛隊は憲法違反だ!」とヒステリックに叫んでいるのはいかがなものか。

 「軽軍備」で戦後日本は経済発展しました。それは米軍の駐留を恒久的に認める日米安保条約の存在があり、沖縄の巨大な米軍基地の存在を抜きに戦後日本は考えられません。そのなかでの自衛隊の存在です。

 田母神氏の発言は日米安保体制を揺るがす発言でもあります。米軍当局が彼の発言を許すとは思えませんし。不十分とは言え「戦後処理」をしてきた日本の戦後史の全否定になるからです。

 「自虐史観」の反対は「自慢史観」でしょうか。
 懸賞論文に応募した自衛官全員に「戦後日本の歴史」の再教育。日本国憲法と自衛隊の意義の再教育が必要。それは政治の力できちんとやるべきでしょう。

Zieitaisaigaisien

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2007年11月25日 (日)

憲法は何故守る必要があるのか

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストは、四万十市から来て頂きましたブロガーの土佐高知さんです。「土佐高知の雑記帳」というブログを3年ほど前から作成されておられます。私はそのブログを毎日拝見しています。今回のテーマは「憲法は何故守る必要があるのか」です。土佐高知さんと対談します。

 土佐高知さんは様々な社会運動を体験されていると思います、そのなかで「憲法を守らなくてはいけない」と思うようになられた出来事にはどういうことがあったのでしょうか?

O1_r 土佐 憲法を守るというか今の憲法が出来た歴史的な流れを言いますと、自由民権運動を含めまして、高知県を含めましてつくられた流れのなかで、戦後憲法研究会を通じて今の憲法につながっています。

 そういう面で言いますと、他所から「押し付けられた」憲法ではなくて、日本人が自分達の運動のなかで作り上げてきたものがあるし、あの戦争によって悲惨なめに遭った反省からつくられたのが今の憲法であると思います。

 そういう意味で今の憲法を守ることは私たちの義務であり責任でもあります。

Kenpou1koufusiki1_3 (60年前の憲法公布式典。皇族も来られお祝いしています。)

西村  最近の「新自由主義」の横行による格差社会では、生活の破壊が実際に起こっています。日本国憲法第25条の精神、「最低で文化的生活の保持」を国に保障させないといけないと思いますが、そのあたりの考え方はいかがでしょうか?

土佐 まず新自由主義というのは、なんでもかんでも「コスト」で考えていきますね。けれども私はそれは違う。それではうまくいかないと思います。それでははかれないものがいくつかあると思います。
 例えば高知県の主要産業である第一次産業に関係しています。たとえば食料の問題。林業の問題。漁業の問題であるとか。
 まず食料の問題から言えばまずコストが高い低いではなく「国の安全保障上の問題」で国民をきっちり守れるかどうかの問題ではないのでしょうか。

 ところが新自由主義的な考え方でいけば、コストが高いということになりまして、今でさえ日本の食糧自給率は40%程度なのに、それを更に下げようとしています。とんでもないことです。新自由主義そのものには私は反対です。そのところはあらためないといけないと思います。

 そしてやはり社会というものは、お金を儲けている人は多く負担し、お金を儲けていないところに(供与する)流れをつくっていく。強いものは弱いものを助ける。それが社会であると思います。

 それを根本から崩していったのが新自由主義の考え方であると思います。これは憲法とは相容れない考え方であると思います。小泉さん以降つくられたこういう流れを断ち切りたいと思っています。

Wp1m
西村  安倍晋三前首相は国民投票法案を国会で強行採決しました。理屈上は3年以内に国民投票で憲法改正は可能になりました。国民投票に持ち込まれた時、憲法を守ることは出来ると思われますか?

土佐 ケースはいろいろあると思いますね。憲法を変えようと言う流れの中で、いろんな思惑があると思います。一つの改正法案を出してくるかどうかということもあります。
 憲法を変えるという一点で言えば「ここが不備であるからここを変えようとか」いう流れもあると思います。

 どういう条文で変えてくるという戦いになれば、十分に阻止できると思います。憲法9条の問題。先ほどの憲法25条の問題。日本国憲法は世界でも優れた法制でありますから、ここはきっちり守るという運動ということが、日本民族の過去の歴史、戦いのなかでつくられたものが(憲法には)強くあると思います。わたしは戦い方で十分阻止が出来ると思います。

西村 日本国憲法をよく知らない、関心のない市民が多いと思います。その反面安倍内閣時代には得体の知れない「有識者会議」なるものが「集団的自衛権の行使に躊躇するな」「アメリカへ向かうとわかる弾道ミサイル撃ち落すことは可能だ」とかの意見を言っておりました。大変危険な発言であると思いますが、そう思われますか?

土佐 これは大変危険なお話です。そもそも憲法9条のもとで、「日本は戦力はもたない」と言っているのに、戦力を持っていますから、自衛隊という戦力を持っているからこういう形になるのだと思います。

 仮に自衛隊が現状の中で必要とされていることで肯定するにしても。集団的自衛権の行使は、
つまりアメリカへ行くミサイルを日本が撃ち落せば、自動的にミサイルを撃った国との交戦状態になります。ひじょうに危険で憲法そのものを否定する考え方であると思います。

 こういうことに道を開いていけば、次から次へと憲法9条がなし崩しになっていきます。そういう流れが生まれると思います。ここはなんとしても阻止しなければならないし、やめさせなければならないと思います。

 わたしは先の戦争の歴史や経過を振り返ってみました。最初はなんでもないことと思われていた満州事変。それ以前のいろんな出来事が次々とドミノのようになって、最後は太平洋戦争になり敗戦となりました。

 そういう危険な流れがある時は、早期にその芽を摘み取っておくことが日本国民の義務であると思います。

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西村  いつも思うのですが、改憲勢力は一致団結しているようですが、護憲勢力はいつも分裂しているように思われます。なぜ統一して護憲で動けないのでしょうか?

土佐  ここもけんちゃんとは認識が異なります。改憲勢力が一致団結しているとは僕は思いません。中でも9条の問題をどう変えるのかで温度差があるようです。天皇の問題についても同じです。

 ただ大きく言って「憲法は古臭くなった」という一般的な宣伝のなかで、国民世論が「それほど古くて時代に合わない様なら変えたらどうか。」という世論もつくられているようです。
 護憲勢力の側は少なくても「憲法9条を守る」という点では一致しているように思います。

 ただやり方の問題で、いくつかの政党、党派がイニシアチブをとるとらんで分裂になるのですから。私は政治家は政治家のやりかた。市民運動は市民運動のやりかたで。行こうと。
 それをなにかひとつにまとめようとしますと、なかなか意見の一致が見られない。

 ですのでわたしはすこし古いかもしれませんが「別個に進んで、同時に撃て」ということが大事ではないのかなと思います。

Otanakazawa
西村  タレントの太田光と宗教学者中沢新一との共著「日本国憲法を世界遺産に」と本を読んだことがありますか?そのなかで憲法9条は矛盾だらけだけれども、守るだけの価値はある。著者達は言っています。そのあたりはどう思われますか?

土佐 わたしは残念ながらその本は読んでいません。9条は本当に大事であると思います。
さきほど戦前のことを研究していると言いましたが、旧姓の高知高校(現高知大学)で、戦犯でチャンギー(シンガポール)で処刑された木村功さんという人がいます。彼が遺書を残しています。「きけわだつみの唱」のなかに掲載されています。

 かれが戦前の日本の体制のことを本当に深く反省をして、「日本は戦前はなんでも力で解決しようとした。歴史が長いだけでは駄目なんだ。軍人が闊歩するそういう社会をこしらえた日本国民にも責任がある。」遺書のなかに書かれていました。

 わたしはこの本を読んで大変感動しました。戦犯で処刑される身でありながら、将来の日本について、思いを出し、自分がその一員であった戦前の日本の体制に深い反省をしていました。
 そういうものを書いて若者がいたことに強い共感を感じました。こういう人達が今の憲法9条の流れをつくったと思います。特攻隊の人たちもそうです。彼らは黙して語りませんけれども、彼らは特攻に行きたくて行ったのではない。

 そういうことを考えた時に、憲法9条は日本民族全体がつくった宝であると思います。それをどうしても守らないといけないと思います。それが戦争で亡くなった日本民族300万人。アジアの2000万人を超える人達の想いをわたしたちは引き継いでいかないといけないと思います。強く感じます。

Nihonoaozora1

西村  今年が日本国憲法公布60年になります。映画「日本の青空」は鑑賞されましたでしょうか?映画を見ると日本国憲法の大半は鈴木安蔵を中心する憲法問題研究会であり、そのエキスに土佐の自由民権運動や植木枝盛の憲法案などがあることがわかりました。
 決して占領軍の押し付けではないと思います。押し付け憲法が制定60年も継続できる筈はないとは思います。

土佐 残念ながら時間がなくてこの映画見ることができませんでした。NHKスペシャルで@焼け跡からの生まれた憲法草案」という番組は見ました。ほぼ映画とテーマは同じであると思います。

 さきほどの話と継続いたしますが、憲法が戦後60年も続いてきたのは、その長い自由民権運動からの歴史があります。そしてあの悲惨な戦争を起こした反省からつくられた憲法です。そういう点から言えば息の長い日本国憲法になっていると思います。

 これはまさに我々は(日本国憲法の精神が)世界に実施されていないことが問題であって、「古臭くなった」ということではありません。
 この憲法を実現していく政府を国民としてつくらなくてはなりません。世界にも素晴らしい日本国憲法を伝えていきたい。そう強く想っています。

Kenpou9zixyou

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2007年10月26日 (金)

文民統制は幻か?

 自衛隊の海上給油活動に関して、自衛隊幹部が誤まった数字を政府・閣僚に報告せず、自分達の判断でうやむやにしていた事実が発覚したようです。

 取り違え給油量を、海幕課長は報告せず

 これはとんでもない話。この自衛隊幹部を国会で証人喚問すべきでしょう。防衛省は接待漬けの前事務次官がいたり腐敗しているのではないでしょうか。こんなことで国を守れるのでしょうか?心配ですね。

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2007年10月17日 (水)

給油活動に反対するのはテロリスト?

 Nakatani003m 中谷元(元防衛庁長官)が、テレビ番組で「自衛隊のインド洋の給油活動に反対する人たちはテロリストだ」と発言され話題になっています。
 国際的に評価の高いインド洋の海上自衛隊の海上給油活動に反対している民主党を批判したものだとのことです。

 「給油活動反対はテロリスト」 自民・中谷氏、民主を批判

 テロリストと名指しされた民主党関係者は怒っているようです。当然でしょう。世論調査をしましても、海上給与活動でも賛成・反対が常に拮抗しているようですし。反対する人がすべてテロリストである決め付け方はどうだろうか?

 給油活動が与党の言うように効果があるのか?給油された石油はそう活用されているのか?その検証は多額の税金を費やしてしていることなので必要です。情報公開は当然です。必要ならすればいいでしょうし。
 オープンな場での議論でけりをつけていただきたいものです。

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2007年9月27日 (木)

強固なる「戦後レジーム」

 結局安倍晋三首相は勢いよく「戦後レジームの解体」を叫んで、強行採決の繰り返して民主主義を無視し解決を図ろうとしましたが、厚い壁に跳ね返されぼろぼろになり突然辞任しました。無残な末路でありました。

 1昨日BS-Iで「小説吉田学校」(1983年 東宝 森繁久弥主演)を見ました。ワンマン宰相吉田茂氏の姿を克明に再現Yoshidashonmm しています。直前に「吉田茂とその時代」を読んでいましたので時代背景をよく理解できました。

 映画では吉田茂氏の弟子が池田勇人氏と佐藤栄作氏。若い衆に田中角栄氏、宮沢喜一氏。対立勢力に鳩山一郎氏と河野一郎氏と三木武吉氏、石橋湛山氏。
  ちょい役で安倍晋太郎氏,竹下登氏、中曽根康博氏、渡辺氏、福田赳夫氏などが現れます。今の時代にも彼らの2世、3世も現れています。

 戦後の混乱期に本来なら鳩山一郎氏が担う総理総裁をする予定が戦犯追放。代役で吉田茂氏が登板。GHQとぎくしゃくするもマッカーサーとのトップ会談で意気投合。最大の政治課題である講和条約締結をやりとげた人物。

 アメリカの言いなりにならず、のらりくらりと、時に「憲法9条」も活用しながら軽軍備、経済発展第1の基礎をこしらえました。弟子の池田ー佐藤で高度成長経済に乗り、日本を先進国に引き上げた功労は大です。

 対米従属ー再軍備の勢力とは徹底的に対立、無力化した功績は実に大きな存在。対米従属勢力の末裔の安倍晋三氏は見事に跳ね返され砕け散りました。

 今一度吉田茂の業績の功罪を点検する必要はありますね。

サンフランシスコ講和条約に調印する吉田茂首相。

Skowazixyooyaku

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2007年8月22日 (水)

憲法9条をどう思う

 NHKの番組で8月15日に[憲法9条」に関する討論会が行われました。改憲派、護憲派がスタジオで論争。比較的に冷静な議論であったと思う。しかし議論はなかなか煮詰まれない。

 この討論会意見が対極にあるので、なかなかまとまらないのが普通。

 だいたい戦時状態にならないようにするために政府や外交があるわけですね。戦前の日本帝国は資源の確保、自衛と称して中国大陸へ進出し、侵略戦争を展開していましたし。

 戦後の日本は自衛隊が軍備を持っているとはいえ、専守防衛が大前提。米軍との共同歩調イが問われるでしょうし。

 議論のなかで一致したのは改憲も護憲も現在の安倍内閣の下での憲法改正は「あまりに対米従属的であるので反対」ということでした。その意見が出ただけでも今回のNHKの番組作りは成功したと言えますね。

Kenpou9zixyou

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2007年8月 8日 (水)

共産党や社民党が護憲では無理がある

 日本国憲法の精神と、中央主権的な社会主義政党である共産党や社民党が「日本国憲法を守れ」「9条は生命線だ!」と叫んでいるのを見るとどうかと思う。
 それは共産党や社民党の「先駆者」であり「教祖」であるロシアの革命家レーニンがゲンダイにいたら、日本国憲法をどう思うかでありますね。

Reininr

「アメリカ占領軍の意向でつくられた憲法である。」

「条項がブルジョア的である。党の政策に好ましくはない。」と言った筈であると思う。

 党組織運営自体が「民主集中制」というレーニンが考案した異論や分派を認めない独裁主義。それをなぜ放棄しないのだろうか。世界で放棄していないのは北朝鮮労働党、ベトナム共産党、中国共産党、ポルトガル共産党と日本共産党だけです。

 それで旧社会党左派や新左翼の党派も同様にレーニン亜流ですので独裁主義的です。

 各種の「9条の会」が共産党や社民党の影響下にいくつか出来てはいますが、構成メンバーの「上位下達」的なものの言いかたや発想が気になりますね。

 市民は馬鹿ではありません。「命令口調が目に付くそうした護憲運動」は広まらないのです。それは日本国憲法と独裁政党とは矛盾し、「水と油」であるからなのです。

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2007年7月 7日 (土)

必見映画「日本の青空」

 Nihonoaozora1_2  映画「日本の青空」を見ました。高知市では今日明日と自由民権会館で上映されています。必ず見てください。世界観が変わります。

 以前NHKテレビで「ETV特集 焼け跡から生まれた憲法草案」という番組を見ていました。現在の安倍首相や自民党の一部が「日本国憲法は占領軍の押し付け憲法。今こそ日本人による自主憲法制定を」「中国や北朝鮮の軍事的脅威に対抗するには憲法改正し、自衛の為の軍隊を行使しなければならない。」などと言われています。以前わたしもブログに書きました

 そのキャンペーンは殆どウソであることが映画を見て思いました。
 ある雑誌の契約社員である主人公が、編集長から「憲法特集をやろう」と号令をかけられたところから始まります今の。ほとんどの日本人は憲法問題に関心がなく、なんとなく「憲法改正もいいかも」と言う意識。

 「憲法を掘り下げよ」との編集長の言葉が耳につき、帰宅して母親にその話をすると、偶然にも主人公の祖母が小学校教諭時代に、日本国憲法草案を起草した鈴木安蔵の子供さんを教えていたという話から展開していきます。

 鈴木安蔵の娘さんの話や、所蔵していた日誌から、人柄や人生が映画で描かれています。京都大学生時代に治安維持法違反第1号で検挙され、大学は退学、3年の実刑をくらいました。同士であった女性と結婚し3人の子供を得たものの、職にはありつけず、親類からの仕送りで細々と肩身の狭い生活をしていました。

 鈴木安蔵は、社会思想には見切りをつけ、憲法の研究を戦前、戦中を通じてしていました。ベースとなっていたのは、自由民権運動運動時代の植木枝盛の憲法草案や、全国各地の憲法草案でした。それはイギリスやフランスの人権思想に大きな影響を受けたものでした。

 敗戦後の日本の民主化が大きなテーマでした。国民主権で人権に配慮した憲法でなければならない。男女平等で、だれもが人間らしい生活ができる社会でなければならない。ポツダム宣言の履行がないよりも急がれていました。

 当時の日本政府の関心ごとは国民ではなく、天皇制の保持だけでした。占領軍の多くの国は天皇の戦争責任を追及し、処刑せよとの意見でした。アメリカは日本の国民感情からみて、厳罰と共和制への移行は今は無理であると判断していました。

 当時の日本政府に新憲法を起草するように依頼したものの、出てくる素案は大日本帝国憲法との違いはない天皇主権の憲法でした。これでは極東委員会は説得できない。GHQは民間から提出された憲法草案のなかで鈴木安蔵がまとめた案に注目しました。

 結果殆ど鈴木木草案を採用し、法律知識のある米軍将校で日本国憲法が起草されました。今話題の憲法第9条ですが、映画では鈴木安蔵は軍隊の項目は白紙にしていました。当時の芦原首相が「戦争放棄。軍備の放棄とします。」とマッカーサー司令官に言われたことがそのまま採用されたということです。

Kenpou9zixyou_6

 つまり殆どの日本国憲法の草案も、憲法第9条も日本人が考え、こしらえたものでした。
 映画としても優れています。2時間見入ってしまいました。
 小中学生には「総見」と言いまして、全員で授業の変わりに映画を見る研修があるそうです。すべての小中学校で見るべきでしょう。高校生、大学生、社会人全員が見るべき映画であると私は思いました。

 また映画が高知市の自由民権会館で上映されているのも縁です。ルーツの1つが土佐の自由民権運動でしたから。明日、明後日は自由民権会館で「日本の青空」をみんなで鑑賞してください。

Eigapannfu

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2007年5月 6日 (日)

今日「焼け跡からの日本国憲法」は必見

 今日は午後10時NHKの教育テレビでETV特集選「焼け跡から生まれた憲法草案」がようやく再放送されることになりました。必見番組です。憲法問題に関心のある人は必ず見ましょう。見れない場合は必ず録画をしましょう。

Kenpou9zixyouirasuto

 敗戦後7人の日本人が議論の末に生み出した憲法草案です。決して改憲派が言うように「GHQからの押し付け憲法」ではありません。日本人の民間人が軍国主義の体制下に弾圧されながらも研究し、構想していたからこそ、きちんとした日本国憲法の原案に採用されたのです。

 憲法改正が話題になっていますが、お勧め番組です。改憲派や党派的な護憲派の薄っぺらな議論を吹っ飛ばす内容です。

 私の前回放送分の感想です。

 焼き跡から生まれた日本国憲法

 ぜひ見てください。

Nihonoaozora1_1

 また 5月13日に高知市自由民権記念会で上映されます映画「日本の青空」です。

(日時) 5月13日(日曜) 午前9時40分から11時43分

(場所) 高知市自由民権記念館(民権ホール)

(鑑賞費)1000円

 憲法改正運動の「まやかし」にいちはやく気がつくことです。

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2007年5月 5日 (土)

アメリカの意向で憲法を改正などしてはならない

 「テロとの戦争」をするために際限もなくアメリカ軍は世界的に再編成されています。かつての枢軸国や共産国という国を相手にした戦争準備ではありません。どこにいるのか不明なテロリストを相手の戦争ですから終わることはない戦争です。

Nihonoaozora1  アメリカは経済のグローバル化を全世界に推し進め、格差をより拡大しています。とくにアラブ社会で貧困が拡大しています。仕事もなく、格差が拡大する一方の社会ともなれば、テロはおさまるはずはありません。

 最新軍備の軍事力を行使したところで、テロは撲滅できません。格差社会をなくせばテロはなくなります。日本もアメリカの軍事行動に無条件に追随しようとしています。とてもおかしなことです。

 アメリカの意向で憲法を改正するのは愚かであり、「売国奴」的な行動です。安倍内閣を1日もはやく退陣させませんと日本社会は駄目になります。日本のよさはなくなります。

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