2008年2月24日 (日)

快適都市とは?  2月29日(金

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」は、都市問題をテーマにコメントをさせていただきます。高知シティFMの戸田健史さんにもお話に加わっていただきます。

 この不況の中、多額の公共投資がJR線の連続立体交差、高知駅前再開発、高知市内3箇所での区画整理事業(弥衛門、北本町、潮江)で進行、また高知市は春野町と合併しました。

Shinborihakai (高知県土木部都市計画課高知駅前周辺整備事務所の無意味な道路工事で環境破壊が進展している新堀川)

 その反面、歴史的資源と環境が回復してきた浦戸湾最深部の新堀川を埋め立てて県が道路をこしらえ、高知市は追手前小学校を廃校にし、そこへ商業施設をこしらえるとか言っています。全く的外れな再開発計画なので、高知市の1市民であるけんちゃんがコメントします。

 今回のテーマは「快適都市とは?」でコメントしたします。

「快適都市」という言葉は、今から18年前に考案した言葉です。概念でしょうか。
「あるべきものがそこにある。」という英国の田園都市構想から来た言葉に「アメニティ」という言葉があります。日本語にしますと「快適」となります。

 「都市」というのは「社会サービスシステム」のことです。ありとあらゆる施設。デパート・スーパー。コンビに・学校、病院、駅、道路そういうものを社会サービスシステムと言います。それが集ったものを「都市」と言います。

 「快適」さと社会サービスシステムとしての「都市」をくっつけて「快適都市」という概念を考案いたしました。あるべき都市の姿。あるべき高知市の姿を想定しています。そのことを意識し「快適都市」についてコメントいたします。18年もまえのことです。

Kaitekitoshihon

戸田 普通に考えれば、当たり前のことですよね。では実際高知市の都市開発や都市計画が「快適都市」に向っているかと言いますと程遠いのではないのでしょうか?
 むしろ逆の方向に向いていっているではないかとも思いますね。

西村 「都市のあるべき姿」や「都市ビジョン」の議論なしに、公共事業をやたら始めるからめちゃくちゃになります。車が渋滞するから道路を建設する。踏み切りで渋滞するから鉄道は高架にしようとか。

 枝葉末節の議論ばかりしていて、肝心要の「高知市はどうあるべきか」「高知市とはどういう町なのか」という議論がされた形跡がありません。
 それは都市に住む「誰にとっても快適な都市」でなければなりません。その都市で生活し、仕事し、学び、遊ぶ。そのすべてが快適でなければならない。都市の姿はそうあるべきです。

 そうではなく、公共工事で道路を渋滞解消でこしらえると、排気ガスが蔓延し、皆がぎすぎすし、皆がいらいらしてしまう。そのことに多額の税金をかけてしていますね。それが高知市の都市再開発の姿ー実像ではないでしょうか。

戸田 それでは良いことは1つもありませんね。

Atago1_r (道路作りばかりすると郊外型店舗が繁栄し、地域の商店街は衰退します。)

西村 都市の中では閉ざされた商業空間(高知で言えばイオンモールなど)ではなく、そこだけが面白いというのはいかにも都市としては貧しいと思います。

 東京の六本木ヒルズや表参道ヒルズがあれだけ話題になるのは、裏返せばそれだけ公共空間(公園や道路、公共文化施設や商店街など)が貧しい証拠。

 お金を払ってTDL(東京ディスニーランド)へいくとか豊であるなんて全然思いません。

 市民の憩いの場である「公共空間」が快適でなければなりません。それが」快適でなければ快適都市ではありません。それは公園であり、道路であり、河川や里山です。だれでも無料で入れる公共的な場所ですね。

 そこが充実して初めて「快適都市」と言えます。

戸田 さきほど名前のでました六本木ヒルズや表参道ヒルズなどは大きな商業ビルは大変規模が大きく、1つの都市のように思われ、快適空間のように思いますね。
 それを地方で再現できるのかと言えばそれは無理ですね。
 高知市であれだけのビルを建て、あれだけの商業施設を集積することは無理ですし。履き違えないようにしませんと。

Ion2

(地方都市にあるのは低額所得者用のショッピング・モールが関の山でしょう)

西村 それは東京という国際都市であるから成り立っていますし、日本の富の82%が東京に1極集中しているので成り立つ商業空間ではあるのです。名古屋でも大阪でも成立は絶対にしませんし。高知市なんぞ絶対に無理な話しですね。

 地方であれば所得の低い私たちを対象とした郊外型の大型ショッピングモールがありますね。あれが地方の「レベル」なんですね。
 全国何処にもあるような画一的なプラスチックな空間で空調が効いていますね。外の空気を遮り、感じさせることが出来ない人工空間。
 
 まあ地方の田舎者はそこで我慢しなさい。そこでジャンキーフードでも食って時間つぶしをしなさいと言う事なんですね。

戸田 現実にそこで我慢して、満足したような気分になっているようですし。

西村 それはあるべき都市の姿ではないと私は思いますね。

戸田 快適とは言えませんね。

西村 都市計画には「マスタープラン」が必要です。聞き慣れない言葉ですが「マスター」というのは「下敷き」のことでしょう。「プラン」は計画ですね。都市の基本的な計画ですね。

 またそのマスタープランの作成には徹底した市民参加と各分野の専門家の参加が必要です。都市計画、建築・土木、医療、福祉、教育、スポーツ、レクレーション、経済、行政、安全、防災などです。、

「高知市はどういう都市になるべきか?」

「高知市の適正規模の人口は?」

「どこへ住んだらいいのか?」

「どこで働き、どこで学んでいればいいのか?」

 それらの人たちが情報公開された場所で議論し積み上げられて初めて都市計画ができます。その痕跡が全く見られませんし、高知県には存在していません。

 参考事例 高知広域都市計画マスタープラン検討委員会について

戸田 ここまでしている事例を知りませんね。1部に熱心な人たちはいるようですが。関心をもたない多くの市民は後で知らされるだけですね。それで全部が進みますね。あらゆるジャンルの人が出て来ないと、都市の運営はうまく行く筈はありません。

西村 快適都市づくりには徹底した情報公開と市民参加が不可欠です。市民県民の意見を正確に収拾し,集約する仕組みが不可欠です。地方議会がその機能を担うべきでしょう。
 高知市はどうあるべきか?どういう都市になるべきなのか?を議論し、無料で利用できる公共空間が快適かどうか?公園や道路が快適かどうか?楽しいかどうかが、快適都市の鍵であり条件であると思いますね。

 もっと議論し積み上げる工夫が必要であると思いますね。

Siminsanka5ehashigodan_thumb_3_thum

戸田 高知市の中心部だけでなく隅々まで、市民に話を聞いてそういう街が快適なのか。どうあるべきなのか。それを考えるべきでしょう。
 市内中心部だけの道路だけが良くなり、歩道の段差がなくなった。それでは高知市全体が快適都市になったとは言えませんね。

 そうならなかった地域は高知市ではないのか。そう思いたくもなります。

西村 あるべき高知の姿を今年は提案していこうと思います。いろんな切り口があると思います。18年前に「快適都市」を概念提唱しましたが、古びていなく今でも通用する概念であり、むしろより活用しなければならない時代であると思います。

 快適都市の概念が活用されていないので高知市の都市づくりはめちゃくちゃになってしまったといえるからです。

 高知女子大学を移転する。高知大学を朝倉から市内中心部へ持ってくる。追手前小学校を廃校にするとか。新堀小学校と統合するとか。その文教地区となる新堀川を埋め立て自動車道路をこしらえる。

 やっている中心街の再開発が,めちゃくちゃですね。そいだけ県も市も税金を中心街の道路整備に費やしてどうなっかかと言いますと中心街はますます寂れていくばかりです。

 スーパーもコンビにもなくなり過疎化するだけです。郊外(北部環状線沿い)はどんどんと発達しているようですが、車がないと用事が足せない。
 なんかひじょうに移動が困難で、苦痛であり、いびつな都市になります。

 こんなはずではないのにこんなおかしな都市になってしまった。

Niihama01_thumb (全国どの地方都市中心部は空洞化が進行しています。9

戸田 わたしは高知市の南部に住んでいます。市内中心部へ出てくるのはちょっとしたイベントなんですね。我が家には自家用車がありません。そうなると公共交通機関に乗らないといけません。

 尚更大変です。南から高知市中心部へ出てくる路線バス便が減る一方です。車ばかりの優先の都市政策ばかりしていますから、車を利用しない人間の声は反映されていません。

西村 ただガソリンが2年ぐらい前の倍に近いぐらいに上がりました。89円のものが157円ぐらいになりました。(少し下がって152円程度でしょうか)。 
 そうなりますと1ボックスカーで60リットル給油したら、152円として9120円になります。

 今までのように車で郊外の100円ショップへ買いに行くなど馬鹿げた消費行動はできなくなります。

Gsnakamura_r

 そうなりますと公共交通機関(鉄道・路面電車・路線バス)や自転車などの活用が必要ですし、同時に環境問題を真剣に考えるべきでしょう。

 化石燃料の車で郊外の量販店へ行きレジバックを辞退したから環境にやさしいといえるのか。そうではなく自転車でいくのならもっと環境にやさしいのではないか。

Rezifukuro (車で来店してレジ袋を辞退しても環境にやさしい人ではありません。)

 そういう根源的な議論を都市のいあるべき姿で議論をすべきでしょう。都市のあり方を考えますと環境問題も考えることになりからですね。

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2007年12月14日 (金)

都市の生活習慣病

 最近中高年には「生活習慣病検査」を1年に1回受けましょうということを盛んに言われています。わたしなど正真正銘の中高年親父ですので、しつこく医師から言われますね。

 「歩きなさい」「週に1度は運動を」「お酒は控えめに」「タバコはやめましょう。」など自分の生活習慣を改めるような警告だらけ。
 自分の場合殆ど目標値には達成していますが、それでも来年の基準値が上がると、引っかかるようで、「イエローカード」が出されるようです。

 都市の場合も同じようですね。車に依存し、商業施設は郊外に分散。なにもかにもいが分散し、移動するのにストレスが溜まる状態ですね。
 これを都市の生活習慣病といわずしてなんでしょう。

Ion1 (まちこわしの象徴)

 高知市は地方都市でありながら、相当危ない状態です。はやく「治療」をしませんと「危険な」状態になると思いますね。

 高知市は「車依存症」が深刻。都市の機能はばらばら。市長が高知市をばらばらに解体していますし。Shinboriumetatedouro
 新堀川への高知県の工事を高知市はやめさせるべきでしょうね。

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2007年11月28日 (水)

日曜市は元気があるのか?

 11月25日の日曜市。高知県知事と高知市長選挙の投票日でした。お天気もよく、暖かい日でした。観光客が多いように思いました。江戸時代から300年以上続いているという高知市の日曜市。こういう伝統は大事にしたいと思う。

Nichi1_r

 都市部から来られた人には現実の道路、ふだんは車が通行しているところに露店が立ち、野菜や果物や、雑貨や植木や動物まで販売している形態が珍しいようですね。露店市文化はショッピングセンターとはまた異なる商業形態でありますし。

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 最近は出店者も高齢化し、店の数も減少傾向であるとか。ところどころに空きスペースもそういえば目立ちますね。

 ただ観察していましても「割安」なものもあれば、そうでもないものもあります。お客さんも「見る目」がないといけないでしょう。

 日曜市はあまり観光ずれしないでもらいたい。やはり地元の生活に名指した露店市でなければ面白くないでしょう。

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2007年11月23日 (金)

どでんボウルも年末で閉鎖とか

Todenb_r  ご近所の高知ではボーリング場の老舗であるとでんボウルも12月で閉鎖と聞きました。目の前にある理髪店の店主は「赤字ではないと聞いていたのにショックですね。この地域は昨年は高知スーパー下知店も閉店。モンマートも9月で閉店。町が寂しくなるのはたまらないですね。」とも。

 こういう話を聞きますとますます不況であると実感しますね。散髪した後刈り上げた頭だけに寒さが身にこたえるものです。東京ではアルマーニのお爺さんがホテルを建設したり羽振りの良い話が全国ネットのテレビでは聞こえますけれども。

 
 (写真は12月で廃業するとでんボウル。国体認定のレーンであるとか。敷地は380坪あるそうです。跡地はどうなるのでしょうか?)

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2007年5月21日 (月)

街中を元気にする処方箋

 5月20日は高知市の中心街でおびさんマルシェが開催されました。38のグループが出店されていました。数はひところから言えば少なくなりましたが、厳選された店が出ていると思います。

 「日曜市ともフリマ(フリーマーケット)とも違う新しいマルシェです。」という主催者の意気込みを感じます。アート系の人達の露店も数多くあり、センスの良さを感じますね。

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 今日は3度ほど行きましたが,あまりに暑いので夕方日が隠れてから行きました。松田高政さんのお店である「こうち暮らしの学校」の前のテーブルで涼みながらブログの原稿などをノートに書いていました。

 井上正雄さんのJASS認定の有機野菜を販売されていました。井上さんのたまねぎはケンショーのキングソースの原料です。バラエティ番組「ドッチの料理ショー」にとりあげられて一時は大変だったそうです。

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 井上さんの娘さんも街中へ出てこられ販売体験をされてよかったそうです。

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2007年3月23日 (金)

3月23日のはりまや橋サロン

Open1_r  本当にひさしぶりにはりまや橋商店街を訪れました。ブログサロンが出来ないので、訪れることも殆どなくなりましたし。
 今日は天気も良いし、OPEN HEARTの皆さんたちがお寿司を販売されるので、顔出しに出かけました。

Suhi_r  うどんやどら焼も販売されています。

Udon_r Dora_r

 占い師の島本茂男さんとも話しました。星空映画会以来です。後の店舗は老舗の呉服店ですが1月からシャッターが下りたままです。

 少し来ないうちに店を閉めている店舗も目立ちますね。商店街西入り口かどの青柳も閉店していますし。呉服屋と雑貨屋も移転したり、閉店しています。

 なかなか地方の商店街の事情はどこも厳しいようですね。」比較的店が閉まっていないはりまや橋商店街にも影響は出ていますね。
Uranai_r Aoyagi_r

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2007年1月15日 (月)

地方都市に未来はあるか?

 最近の調査ではバブル期以来ふたたび東京へ人口の集中が見られるようです。3大都市圏以外の地方都市は沖縄県那覇市以外はほとんど人口が増えていませんし,減少傾向であるとのことです。

 地方経済はいままでは「公共工事」「医療関係」「公務員経済」「地域商業」がおおきな要素を占めていました。今やどの分野も成長どころか衰退する一方。地方経済は明るいはずはありません。

Niihama01_thumb_1  地方都市の中心商店街は「シャッター通り」となりました。今の政府の政策や考え方ではその降ろされたシャッターが明けられ、店が開店し、活気付くめどは全くありません。

 地方の商店街をつぶして、イオンとコンビにだけが成り立つ地方経済は明るいのでしょうか?特色のないおもしろくない地方都市になればますます事態は深刻化するでしょうし。

Kouzigo2sin_3_1 (埋め立てられる新堀川)

 高知市なども野放図な宅地の造成を郊外部に認めてはいけませんね。せっかくある旧市街地の社会基盤を最大活用して、コンパクトな都市づくりをすべきでしょう。道路ばかりこしらえ、新堀川を暗渠にして埋め立てたところで、都市の活性化にはなんの役にはたたないでしょう。

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2006年12月18日 (月)

残った街中スーパー

 住民の署名運動で残存したサニーマート旭店。寒い日曜ですので買い物客はまばら。ボランティアで店舗は維持できません。この店は周辺住民が署名運動して店を残せと要望しました。今後店舗が存続するかどうかは住民がどれだけ買い物をするかでしょう。

 「徒歩で買い物量も少ない高齢者などは来店しなくてもよろしい。」ということになり、街中からどんどんスーパーがなくなっています。地方都市中心部では「買い物難民」という言葉まで出ています。
Asahis_r  しかし人間誰もが車で買い物に行けるものではない。高齢者が歩いて買い物に行けるということはリハビリにもなり、自立的な生活支援にもなるのです。

経済原理だけではない別の観点から商店街を存続させる手立てを考えるべきであると思いますね。

 はりまや橋商店街での「活き活き100歳体操」も、単に高齢者の機能回復だけではなく、高齢者の「社会性」への強力なサポートになっている観点を忘れてはなりません。

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2006年5月30日 (火)

金融センター街?

 高知市の中心街のはりまや橋近くは、金融街の様相ですね。多数の金融業者が看板を出し、ビルの大部分を借用しているようです。
 自動引き出し機械あり、休日の引き出し可能とあり、銀行よりだ尾力しているようです。

 一方で徳島県三好市の中心商店街などでは、この種の金融業者の看板を全く見かけません。どちらが「豊」なのかは、議論をしなくても歴然としていますね。

気軽にお金は借りられても、金利をつけて、返済日には必ず返さねばなりません。所得の低い高知ですので、返済困難な人たちも多いと思います。

Kinyuusenntar_r

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