2009年6月14日 (日)

本当に大丈夫なのか?プルサーマル発電

Ikata (伊方原子力発電所でも「プルサーマル」発電が予定されています。)

 フランスから「プルサーマル発電」用のMOX(ウランとプルトニウムの混合酸化物)燃料を積んだ輸送船が5月18日午前、静岡県御前崎市の御前崎港中部電力専用ふ頭に着きました。

プルサーマルのMOX輸送船、静岡県御前崎港に到着読売新聞)

 そして四国、九州、静岡の原子力発電所へ搬送されました。後は送れて5年後にプルサーマル発電を全国で稼動させるようです。

 確か以前国は多額の費用をかけ高速増殖炉もんじゅを開発しようとしていましたが、結局失敗しています。原子力発電の傍ら出てくるプルトニウムの有効活用は出来ていません。

 核兵器にも転用できるプルトニウムだそうですが、日本は「平和利用」と称し、既存の原子炉でウランと混合してプルトニウム発電を実施します。今回到着したのはその稼動用の燃料です。

 日本の原子力発電から排出されるプルトニウムは桁違いに多い。北朝鮮やイランの核開発で問題になっているプルトニウム。それらはごく少量。日本の場合は北朝鮮、イランより段違いに多いのです。その「プルトニウム」を原子力発電で再度燃焼して「平和利用」するとのことですが、果たして安全なのでしょうか?

6月14日の新聞各紙では「北朝鮮がプルトニウムを全量兵器化」と報道しています。簡単に核兵器に転用できるプルトニウム。お手軽に在来型の原子力発電所で混入して燃焼させることが安心・安全につながるのだろうか?

 輸送中のテロの危険性。運転中の不測の事態。大地震時の安全性。MOX燃料のプルサーマル発電でも高レベル放射性廃棄物は排出されます。それをどこでどう処分するのか?すべてが「見切り発車」です。

 日本はこのように原子力発電に力を入れているため、太陽光や風力、木質バイオマス、水力などの自然エネルギーの活用、エネルギー資源の地産地消には力を入れていないことはわかります。

 いくら「発電時に原子力発電はCO2を排出しない」と言いましても、建設時、燃料運送時、稼動時、及び地震のリスク、廃棄物処理が未解決。という難題を抱え、「見切り発車」する危険性を感じるだけに不安です。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年3月31日 (火)

なぜ進まぬ自然エネルギーの活用

 欧州やアメリカは国策で自然エネルギー活用の推進を全力を挙げている。「グリーン・ニューディール」」(アメリカオバマ大統領が提唱)。欧州は20年ぐらい前から取り組んでいます。

 省エネ技術や太陽光発電技術など日本の技術は世界水準であるのに、日本での活用は十分ではありません。」それは何故か?「国策」ではないからです。

 では日本のエネルギー政策の国策は、原子力発電なのです。

 国民各位で議論をすべきです。

 地震列島である日本で原子力発電所は本当に安全なのか?

 高レベル放射性廃棄物の安全な国内処理は可能なのか?

 国策で自然エネルギーの活用の推進をすべきではないのか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月30日 (月)

イオンで買い物=環境にやさしくない

 何度も指摘していますが、田畑をつぶし、アスファルトを敷き詰め、広大な駐車場に化石燃料の車を大量に集める。プラステック空間は密閉され大量のエネルギーが消費されている。販売されている食品も外国製が多く、フードマイレージからすれば環境負荷が多い。

 レジ袋を辞退したぐらいで、イオンで買い物をすれば「より環境に負荷を与える」ことを消費者は自覚しなければならない。

 郊外型大型店は「まちこわし」だけではなく、環境破壊もしていることを理解しなければばらない。少し考えれば誰でもわかります。

 大量生産、大量流通、大量販売、大量消費の先は大量廃棄だからです。イオンで買い物をしないことは環境にやさしいことです。

Ion1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月19日 (木)

花粉は悪者なのか?

 杉やヒノキの花粉が飛ぶ季節になりました。日本人の多くが花粉症に悩まされられることもあり、悪者扱いに。多くは人工林で間伐などの手入れが行き届かない森林から花粉が飛んでいるのではないでしょうか?

 山間部で仕事をすることもあります。春の季節空を抹茶色に染めた杉の花粉が飛んでいるのを見ることもあります。花粉を頭から浴びたこともありました。でもいわゆる花粉症にはなりませんでした。

 なにか複合的な要因があるのではないでしょうか?大気汚染とか、都市部特有の環境であるとか。花粉症のおかげで沖縄の流入人口が増えたともいいますし。

 不況でも薬局の花粉対策コーナーと耳鼻科と眼科は繁盛していることでしょう。花粉ビジネスがあるものですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月26日 (火)

人工放射能と人類は共存できない

Hirosimanagasaki

 映画「ヒロシマ。ナガサキ」を3回見ました。63年前の現実ですが、つくづく核と人類は共存できないと思います。

 8月16日に「原発は地球を救わない」(講師 原子力資料編集室共同代表伴英幸氏)のなかでこういわれていました。

 「人類が避けられない天然の放射能の被爆があります。それに加えて原子力発電所や原子力潜水艦などからの放射性物質が放出されています。放出は微量で人体に影響はないとよく言いますが、天然の避けられない被爆と加算されるので、そんなはずはありません。」

「原子力発電所の近くの地域では白血病や小児癌の発生率が高くなります。関係がないはずはありません。」と原発の安全神話に警告をされていました。

 放射能は生物に有害無益です。核兵器や原子力発電所も有害無益なものであります。廃棄のプログラムを構築しないといけないと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月16日 (土)

環境問題のいかがわしさを暴いていこう

 環境問題を「商売」として考え、便乗する動きがあるやに思うが、やはり騙されないようにしないと。

 なにが環境によく、なにが悪いのか?その見極めがわからない。それをきちんとしないと簡単にだまされてしまう。

 その極めつけが「排出権取引」というもの。これはなんのことなのか未だに説明を読んでもわかりませんね。

 排出権取引

 外国企業や大企業がうごめき、高知の森林資源を「買い付けに」来ているらしい。これまたわからないところです。

Hageyama くれぐれも森林資源を安売りして高知の森林をはげ山にしてはならない。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 2日 (土)

8月6日は映画「ヒロシマ・ナガサキ」を鑑賞しよう

 昨年12月8日に高知市で上映された映画「ヒロシマ・ナガサキ」。今年は8月6日の広島への原爆投下の日に高知市県民文化ホールにて上映されます。

 主催は原発さよならネットワーク高知です。高校生以下は無料と言うことで、市内の2つの中学校が「総見」に指定していると聞きました。

 淡々とした映画でした。私も時間の調整がつけば鑑賞したいと思っています。

(場所)  高知県民文化ホールグリーン

(鑑賞費) 前売り1000円 当日1200円

(時間)  10:00 12:00 16:00 18:00 20:00

Hirosimanagasaki

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年7月30日 (水)

核兵器製造と原子力発電所との相関関係は?

 最近原発関係者の発言が微妙に変化してきているようです。「原発は二酸化炭素を出さないエコな発電システムです」と言っていますが、「原発は発電過程で二酸化炭素を出さない発電システムです」と変化してきているようです。

 建設時、耐震工事の必要性、廃棄物処理に莫大なエネルギーを費やします。当然莫大な二酸化炭素も排出しています。また耐震性がない原子力関連施設ですので常に地震の脅威にされされ、新潟中越沖地震で罹災した柏崎刈羽原子力発電所は休止している間はバックアップに火力発電所を稼動しないといけません。

 つまり原子力発電所を稼動させる限り、電力会社は常に火力発電所をバックアップさせないといけないことになりますので実に多資源消費型の発電システムになるのではないかと思います。

 そうなると原子力発電所は「プルトニウム」(=核兵器の原料)をこしらえるために稼動し続けているとしか考えられません。環境負荷が大きく、地震にも弱く、常にコスト高の原子力発電を廃棄することから日本の環境対策を考えるべきではないのでしょうか?

 また抽出されるプルトニウムは核兵器の原料です。北朝鮮やイランの核開発が国際社会から脅威と言われているのは米・英・仏・ロ・中の既成の核大国の談合には加わらず独自の核兵器開発している恐れがあるからでしょう。

 日本は既に55基の原子力発電所があります。核兵器を製造するつもりでなくても多くのプルトニウムがつくられています。その危険性をもっと指摘すべきであると思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月 9日 (水)

暑い季節は生命の躍動の季節

Gouya7061_r  梅雨の時期が雨が降らなければ暑いし紫外線もきつい。でも1年で1番生き物が活き活きしています。季節の息吹を身体で感じないといけない。それを窓を閉めエアコンをかけて車を走行させたり、部屋に冷房をかけたらせっかくの命の息吹を感じることができない。

 街の街路樹も勢いがある。きっと郊外の田んぼでは」かえるがやかましく鳴いていることでしょう。もう少しするとセミの合唱が始まります。動物も植物もエアコンなんて使用しませんね。でも命の営みや生殖活動をこの暑い時期にしています。

 環境問題をやかましく言われる人がエアコンをガンガン使用するのはおかしい。レジ袋をやめようというスーパーが店に寒いほど冷房をいれるのは矛盾していますね。環境問題を真剣に考えるならまずエアコンなしの生活をすべきでしょう。エアコンは昔はありませんでしたし。

 毎日は無理でしょうから1週間に1度はエアコンを使用しない日を実行することから環境問題を真剣に考えるべきです。暑さを体験してはじめてわかる現実もあります。安易にエアコンを使用しないで、汗を少し流して環境問題を考えてみましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月 7日 (月)

環境サミットは始まるようですが

 福田首相もなんとかサミット議長に留まることができました。終わればもう思い残すことはないでしょう。9月に解散・総選挙となるのでしょうか?

 食料や石油の高騰に対してサミットでなんかの取り決め、約束事が出来るのでしょうか?できなければ大幅株安、ドル安、原料高で、世界経済は本当に失速するかもしれませんね。

 本当に半年先の見通しもできない状態ですね。たまらんです。

 庶民の声は指導者には届かないでしょうし。この十年日本は滅茶苦茶にされ、格差社会になりました。失われた十年どころか、日本崩壊の10年でした。人間らしい生活を取り戻す十年にしたいと思います。

 それには小泉ー安倍時代の「新自由主義」の政策を破壊しないといけません。諸悪の根源だからです。完全に破壊しないと日本は再生できません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

うえるぱ高知 けんちゃんの今すぐ実行まちづくり はりまや橋ブログサロン まちづくりレポート アジアの平和 アニメ・コミック イレクター関係 ウェブログ・ココログ関連 ゲストは中平公哉さん ゲストは外京ゆりさん ゲストは松尾美絵さん・下司孝之さん ゲストは田植光男さん サッカー論 スポーツ セーリング日誌 チベット人権問題 パソコン・インターネット ビオトープと歴史資源の新堀川 ブログ論 マスコミ観察委員会 リスクマネジメント 住まい・インテリア 健康問題 前田康博さん講演会 南海地震対策 原子力問題 原発と核のゴミ処理場アンケート 国政問題 土佐高知さん出演 天木直人さん講演会 好浦銧一さん出演番組 宇田川知人さん出演番組 安田純平さん講演会 島本茂男さん・中平崇士さん出演番組 市民参加のありかた 市民派ブログ 市民記者クラブ 平和の問題 心と体 挑戦半島問題 政治家ブログ 政治評論 教育問題 教育問題一般 文化・芸術 新堀川ー環境問題 旅行・地域 日本国憲法問題 日記・コラム・つぶやき 映画・テレビ 書籍・雑誌 朝鮮半島問題 木質バイオマス地域循環システム 東洋町サポータークラブ 松田高政さん出演番組 横山隆一記念まんが館 橋本大二郎さん出演番組 歩いてみる高知市の姿 歴史の問題 沖縄を考える 沖縄基地問題 沢山保太郎東洋町長出演番組 環境問題 県民マニフェスト大会 社会問題 社会思想 社会運動の再構築 福井照さん出演番組 福祉・バリヤフリー 竹村直也さん(番組ゲスト) 経済・政治・国際 芸能・アイドル 若者支援事業 行政のありかた 路上詩人はまじさん 都市の中の自然 都市の姿 都市再開発論 野本靖さん出演番組 防災とブログの活用 防錆塗装の話 音楽 風俗営業法の大改正 高レベル放射線廃棄物問題 高知の観光問題 高知シティFMけんちゃんのどこでもブログ 高知学研究所 高知市政の問題点 高知県政ぷらっとこうち問題 高知県政問題 高知県議会議員立候補者への公開質問状