10月21日は「国際反戦デー」。1966年当時はベトナム戦争反対の反戦運動として展開されていました。40年が経過し、そのことを知る市民も少なくなりました。そんななか高知市で天木直人さんの講演会「軍事力で平和はつくりだせない」(サロン金曜日主催)が開催されました。
会場には300人を超える市民が参加していました。今回は広報も満足に出来ず出足を心配していました。用意した250席では足りず急遽椅子を追加。310席かまえました。みな熱心に天木直人さんの講演に聞き入っていました。イラクや中東の情勢は天木さんの予言したとうりになりました。本当に危険な状況です。
現在3年前天木さんが予想した最悪の事態にイラクはなっています。またレベノンにイスラエルが軍事侵攻する事態も7月に起こりました。圧倒的な軍事力を持つイスラエルであっても自分の思いどうりの結果にはなりませんでした。
さらにそれが日本のすぐ近くでも同じようになりつつあります。まさに日本の近所が「イラク化」する危険性も出てきました。やはり市民として行動を起こすしかありませんね。
会場は政党として、労組として立場の異なる人たちも来られていました。また政党関係者ではない市民も大勢来ていました。「週間金曜日」の記事で見たとのことで岡山から来られた人もいました。
質疑応答も活発にされました。どんな質問にも天木直人さんはきちんと答えていました。そして「全国を講演で廻っていますと良心的な市民のがたくさんいます。平和を願う人達がいます。しかしそれが国政に全く生かされていない。市民を1つにまとめ、国会議員を1人でも送り出すことが今後は必要です。」とも言われました。
「外交力でアメリカを超える」「マンデラの南アフリカ」「9条新党宣言」「アメリカの不正義」の著作は殆ど売れてしまいました。天木さんは丁寧に本にサインをされていました。
動員力も組織力もない市民有志の会であるサロン金曜日。
なんとか活動が少しづつ認知されてきたようです。予想以上に市民が参加されたことはなによりでした。
最近のコメント